トイレを毎回「大」で流す夫…。「小」と「大」では水道代はどれくらい違いますか?

トイレの「小」と「大」では、流す水量が異なります。
そのため水道料金にも差が出ますが「実際にどれだけ差があるのか知らない」という方も多いでしょう。
本記事では、トイレの「小」と「大」の水道料金の差について解説します。

トイレを1回流した場合の水道料金の比較

トイレを1回流した場合の水量は「小」と「大」で異なり、製品によっても水量には差があります。

ある製品では「小」で3.6リットル「大」で4.8リットルといわれているため、今回はこの量を基に水道料金を比較してみましょう。

水道料金についても地域ごとに異なりますが、今回は東京都(23区内)の水道料金で計算します。

東京都水道局によると、1リットルあたりの水道代単価の目安は0.24円とのことです。

 

1リットル0.24円とした場合、トイレを1回流したときの水量と水道料金は表1の通りとなります。

 

表1

水量 水道料金
「小」で流した場合 3.6リットル 約0.9円
「大」で流した場合 4.8リットル 約1.2円

※東京都水道局「くらしと水道 水の上手な使い方」を基に算出し、筆者作成

 

「小」で流した場合と「大」で流した場合を比較すると、差額は約0.3円です。

水道料金をおさえるためには、こまめに「小」と「大」を使い分けた方が効果的だといえます。

 

レバーを正しく使用すると月にいくら節約できるのか

個人差はありますが、一般的に排便回数は1日あたり1~2回、排尿回数の平均は1日あたり5~7回といわれているため、これを基準に水道代を算出します。

3人家族と仮定した場合、1日あたりのトイレの使用回数を大が3回、小が15回とします。

上記の18回を全て大で流した場合、水道代は約22円かかります。

一方で大3回、小15回と使い分けた場合の水道代は約17円です。

比較すると、1日あたり約5円節約ができることになります。

1ヶ月(30日と仮定)にして約150円の差が出ます。

 

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