「乳がんのセルフチェック法」はご存知ですか?乳がんができやすい部位も解説!

「乳がんのセルフチェック法」はご存知ですか?乳がんができやすい部位も解説!

乳がんのセルフチェックの方法

それでは、乳がんを早期発見・早期治療につなげるためのセルフチェックの方法を解説していきます。チェックする内容は4つです。
お風呂や睡眠前に1〜3分程でできるものばかりなので、習慣にしてみましょう。

鏡の前で乳房の色や形をチェック

1つ目は鏡の前で乳房の色や形をチェックすることです。チェックする時は、以下の内容を意識してみてください。

表目のくぼみ

左右差

大きさの把握

上記をチェックする際は、月経の周期を意識するようにしましょう。
月経前や月経中は乳房がハリやすくなるため大きさが変化する場合があります。また妊娠・出産すると、色や形が変化しやすいため注意が必要です。毎日セルフチェックを行うことで、月経周期での乳房の変化を把握しやすくなります。

仰向けになってしこりがないかチェック

2つ目はしこりのチェックです。乳房の外側にしこりがないかをチェックする時は、仰向けになって「の」の字を書くようにしましょう。この時、ボディークリームやオイルなどを使って滑りをよくしてチェックするのがおすすめです。
乳房の外側から乳房全体にかけてゆっくり触るのがコツになります。こりこり・ごりっと硬い・しこりの中心に硬い芯がある場合には、乳がんの可能性が高い状態です。脇の下にしこりが発生する場合もあるため、外側の脇の下から乳房ラインまで広い範囲をチェックするよう留意しましょう。

触ってみて乳房表面の異常をチェック

3つ目は乳房の表面チェックです。具体的には盛り上がり・発赤・浮腫などがないかチェックします。見ただけでは判断できないこともあるため、以下の症状がないかもチェックしてみましょう。

平滑かザラザラと不規則か

温度

痛み

乳がんを発症している場合には、発生箇所の温度が平手触診でジワッと熱っぽさを感じることがあります。炎症していると、発赤と痛みを伴う場合もあるため注意が必要です。

つまんでみて分泌物をチェック

4つ目は分泌物チェックです。基本的に健康であれば分泌物は出ません。しかし、分泌物が出た場合には色に注目する必要があります。

白色

黄色

透明

混濁

赤色

上記のように分泌物といってもさまざまな色味があります。乳頭からの分泌物で、特に注意するべきなのは血が混じったような赤色です。
分泌物が赤色であった場合は、乳がんの可能性が高くなります。赤色の分泌物を確認した際には、すみやかに病院へ受診しましょう。

変化に気付いたらすぐに受診しよう

セルフチェックを習慣にすると、異変にいち早く気付けるようになるでしょう。もし、乳房の変化に気付いた場合には、すぐに病院へ受診することをおすすめします。
なぜなら、触っただけではどの部位に悪性腫瘍が発生しているかを判断できないからです。細かい部位が集まっているため、正確な判断を受けるために検査が必要不可欠になります。
働き盛りの若い世代で発症しやすい乳がんは、病状の進行スピードが早いことも特徴です。小さな変化であっても、医師に相談するようにしましょう。

40歳になったら2年に1回の乳がん検診を受診しよう

乳がん検診は40歳になったら、2年に1回受診することが推奨されています。
40歳以上になると乳がんの死亡率がピークとなるためです。20代や30代の方であっても、乳がん検診を受けられるため検討してください。30代後半以降から発症しやすいため、気になる方はぜひ受診してはいかがでしょうか。

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