一人暮らしには何かとお金がかかるため、なかなか貯金できずに悩まれている方も多いでしょう。
例えば「30代後半の独身で貯金が20万円しかない」という場合、将来のことを考えると少しでも貯金を殖やしておきたいところだと思います。本記事では、一人暮らしの1ヶ月の平均貯蓄額を「貯金が難しい」と感じる理由とともにご紹介します。
一人暮らしの1ヶ月の平均貯金額は?
株式会社AlbaLinkが実施した「一人暮らしの平均的な貯金額に関する意識調査」によると、一人暮らしをしている人の1ヶ月の平均貯金額は2万7812円ということです。
ただし、平均貯金額はたくさん貯金をしている一部の人の影響を受けて引き上げられてしまうため、貯金額ごとの割合を参考にした方が分かりやすいかもしれません。表1を参考に、どのくらい貯金している人が最も多いのかを確認しておくといいでしょう。
表1
1ヶ月の貯金額 | 割合 |
---|---|
0円 | 9.5% |
~5000円 | 10.1% |
~1万円 | 19.0% |
~2万円 | 22.2% |
~3万円 | 16.8% |
~4万円 | 2.0% |
~5万円 | 9.9% |
~10万円 | 8.5% |
10万円超 | 2.0% |
※株式会社AlbaLink「一人暮らしの平均的な貯金額に関する意識調査」を基に筆者作成
表1から最も多いのが「~2万円」の22.2%、次いで「~1万円」の19.0%、「~3万円」の16.8%となっています。
一人暮らしで「貯金が難しい」と感じる理由は?
同調査によると、一人暮らしの人が「貯金は難しい」と感じる理由として「収入が少ない」と「生活費がかさんでいる」の2つが圧倒的に多いことが分かりました。
収入が少ないことの原因には「会社の給料が少ない」「非正規雇用」など、生活費がかさむ原因には「物価高」「収入に対して家賃が高い」などがあげられています。
そのほか「計画性がなく浪費しがち」「急な出費が多い」「旅行・趣味にお金をかけている」なども、貯金が難しいと感じる理由とされています。
配信: ファイナンシャルフィールド