「食べ放題好き」と言いながらいつも残す友人。「マナー違反」ではないでしょうか?

「食べ放題」は定額の料金を支払えば好きな量だけ食べられます。
 
しかし、食べ放題で大量の料理を注文し、食べきれずに残している人の姿も見かけることもあるでしょう。いくら食べ放題だからとはいえ「あまりに食べ残しが多いのはマナー違反なのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
日本において、本来食べられるにもかかわらず廃棄される「食品ロス」は年間約621万トン発生しており、そのうち約339万トンは食品産業から発生しているようです。
 
この記事では、食べ放題で料理を残し、食品ロスを発生させるのはマナー違反になるのかについてご紹介します。

食べ残しは食品ロスにもつながるため、マナーとしてよくない

消費者庁・農林水産省・環境省・厚生労働省は【飲食店等における「食べ残し」対策に取り組むに当たっての留意事項】という文書を公表し「食べきりの促進」を呼びかけています。

 

公表されている文書内では「食べ放題のお店では、元を取るために無理をして皿に盛ったり、食べ残すのはやめましょう。」と明確に記載があります。

 

この文書は、本来は食べられるにもかかわらず食品が捨てられてしまう「食品ロス問題」の改善に対する取り組みに当たっての留意事項として公表されたものです。

 

食べ放題の元を取りたいからといって大量に料理を注文し食べ残すのは、食品ロスにもつながるため、マナーとしてよくない行為といえます。複数回注文できる場合は食べ切った後に追加注文するなど、自身が食べ切れる量を注文するよう配慮するといいでしょう。

 

食べ放題で大量に食べ残した場合、お店とトラブルにならないよう注意が必要

お店によっては、食べ放題で食べ残しをした場合「追加料金を請求する」「食べ残しは持ち帰ること」といったルールを定めていることもあるので事前に確認しましょう。

 

食べきれない量の料理を注文して残してしまった場合、ほかのお客さんがその料理を食べる機会を失わせてしまった可能性があります。

 

例えば、一人のお客さんが食べ切れないほどの量を注文した場合、お店の在庫がなくなり、ほかのお客さんに料理を提供できなくなってしまうといった事態も発生するかもしれません。大量に注文し食べ切れずに残してしまえば、お店にとっては迷惑な行為といえるでしょう。

 

よって、お店によっては大量に注文して食べ残すという事態が発生しないようルールを決めている場合があるのです。

 

食べ放題はたくさん食べればその分お得ですが、食べ残しで追加料金を請求されては出費が増えてしまします。お店とのトラブルを回避するためにも、食べ放題を頼む前にはお店のルールをしっかりと確認しておくことが大切です。

 

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