毎日の生活で欠かせない電気ポットをよく利用する方もいるでしょう。熱いお茶やコーヒーをサッと楽しむために、いつもキッチンに置いていることもあるかもしれません。
しかし使い方によっては、知らないうちに電気代が高くなっている可能性があります。
本記事では、電気ポットを利用する際の電気代の節約のコツと1年あたりどのくらい節約できるのかをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
電気ポットを利用したあとに保温して再度利用した場合の1回あたりの電気代
電気ポットに満タンの水2.2リットルを入れ沸騰させ、1.2リットルを使用した後、6時間保温の状態にした場合の電気代を計算します。
消費電力量(ワット)÷1000×使用時間×電気単価(円/キロワットアワー)
上記の式にあてはめます。
なお、電気ポットの沸騰時の消費電力は1000W、保温時の消費電力は35Wと仮定し、電気代単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価の31円を使用します。また、1度目の沸騰までの時間を15分、再沸騰させるまでの時間を3分と仮定します。電気ポットの消費電力量(沸騰時・保温時)を表1にまとめました。
表1
1度目沸騰 | 6時間保温 | 再度沸騰 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
電気代 | 約7.8円 | 約6.5円 | 約0.1円 | 約14.4円 |
※筆者作成
また、保温する時間が長くなるとどのくらい電気代がかかるのかを、表2にまとめました。
表2
保温時間 | 1時間 | 2時間 | 3時間 | 4時間 | 5時間 | 6時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
電気代 | 約1.1円 | 約2.2円 | 約3.3円 | 約4.3円 | 約5.4円 | 約6.5円 |
※筆者作成
電気ポットを利用したあとに保温せずに再度沸騰した場合の1回あたりの電気代
電気ポットに満タンの水2.2リットルを入れ沸騰させ、1.2リットルを使用した後、プラグを抜いて保温しないで再沸騰させて使用した場合の電気代を計算します。
今回は沸騰時のみ電気代がかかるので、前述の結果を基にすると合計で約42円の電気代がかかります。
配信: ファイナンシャルフィールド