【定年間近】もうすぐ定年の60歳ですが、年収が「100万円下がる」ため転職を考えています…無謀でしょうか?

60歳で転職をするときの注意点

60歳以降で転職をしようとすると、年齢の壁にぶつかる可能性があります。

 

厚生労働省の「令和4年就労条件総合調査の概況」によると、一律定年制を採用している企業は96.9%でした。さらに、一律定年制を採用している企業のなかで、定年を60歳としている割合は72.3%です。

 

つまり、60歳で転職をする場合は定年が60歳でない3割弱の企業から転職先を見つける必要があります。自分だけで企業を探すことが大変なときは、人材紹介会社やハローワークなど、第三者の力を借りましょう。

 

収入が大きく減るときは思い切って転職も考えてみる

今回参照したアンケート結果より、60代以降で転職経験のある方はおよそ3割でした。また、60代以降でも働く理由としては多くの方が収入を理由に挙げています。

 

さらに、国税庁の調査では、60歳を超えてから平均で100万円以上年収が下がるという結果が出ています。そのため、収入が大きく減ることを理由に転職をすることは、必ずしも無謀ではないといえるでしょう。

 

ただし、60歳を定年としている企業は多く、60歳での転職が難しいケースもあります。転職をする際は、人材紹介会社やハローワークなどの活用も検討しておきましょう。

 

出典

株式会社MS-Japan Manegy 【2023年最新調査】「70歳現役社会」シニア世代は何歳まで働きたい? 管理部門の就業実態を調査

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与 [年齢階層別の平均給与](20ページ)

厚生労働省 令和4年就労条件総合調査の概況 結果の概要 2 定年制等 (2)一律定年制における定年年齢の状況(12ページ)

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

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