【注意!】始業時間と出勤時間は違う
新人が始業時間の30分前に席についている場合でも、ここまで見てきたように労働時間になるケースもあれば、ならないケースもあります。
ただし、「始業時間」と「出勤時間」が違う点は認識しなければなりません。「始業時間」は仕事を開始する時間、「出勤時間」は会社に出勤する時間です。
例えば、8時が始業時間の場合、8時ちょうどに出勤していていては、そこからすぐに仕事を始められないかもしれません。
つまり、従業員は「出勤時間」までに会社に来て、「始業時間」から仕事を始める必要があります。そのため、始業時間ぴったりに会社に到着するのではなく、始業時間には業務が開始できる時間に出社するようにしましょう。
また、始業時間ぴったりに出社することには遅刻のリスクが伴います。車通勤者であれば信号に多く引っかかる場合もありますし、電車通勤者であれば事故やちょっとしたダイヤの乱れに遭遇してしまうこともあるでしょう。
新入社員の行動は周りから意外とチェックされていることもあります。遅刻常習犯のレッテルを貼られて評価を落としてしまうのはもったいないことです。
まとめ
始業時間前に出社をしている場合、その時間が労働時間に該当するかどうかは「使用者の指揮命令下にあるかどうか」で判断が分かれます。また、始業時間と出勤時間は違うので注意が必要です。4月から新入社員となる方は、始業時間から業務をスムーズに開始できるように、余裕をもった時間に出社することをおすすめします。
出典
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
配信: ファイナンシャルフィールド
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