高収入に憧れを抱く方は多いのではないでしょうか。しかし、高収入がいくらからなのかは、人によって判断基準がさまざまです。
給与が平均給与より高ければ高収入だという方もいれば、平均給与が最も高い業種が高収入だと考える方もいます。
また、自分の収入をアップさせたい場合は、スキルアップや副業なども有効な手段のひとつです。状況に応じて、自分ができることから始めましょう。
今回は、高収入の目安額や平均給与、年収500万円は高収入なのかなどについてご紹介します。
高収入とみなされるのはいくらから?
国税庁が公表している「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、令和4年時点における平均給与は458万円でした。さらに、正社員と正社員以外に分けた場合では、正社員の平均給与が523万円、正社員以外は201万円です。
仮に高収入の基準を平均よりも多い方とすると、全体では458万円以上が、正社員の方なら523万円を超える方、そして正社員以外の方なら201万円を超える方が高収入ということになります。
さらに、給与所得者の給与階級別分布を見ると、600万超~700万円以下の給与を受け取っている層から割合が10%を切っています。全体に対して少ない分布のため、人によっては年収600万円以上を高収入とする方もいるでしょう。
業種ごとの平均給与
国税庁の同調査では、業種ごとの平均給与も確認できます。調査で使用されている14業種のうち、トップ5の平均給与と業種は以下の通りです。
1位:電気・ガス・熱供給・水道業(747万円)
2位:金融業・保険業(656万円)
3位:情報通信業(632万円)
4位:学術研究,専門・技術サービス業、教育,学習支援業(544万円)
5位:製造業(533万円)
業種ごとに比較すると、「電気・ガス・熱供給・水道業」が2位の「金融業・保険業」よりも100万円ほど高い結果です。そのため、高収入の業種のひとつといえるでしょう。
収入をアップする方法
少しでも高収入に近づくためには、さまざまな方法があります。
まず、なるべく同じ会社内で収入を上げたい場合は、スキルアップを目指しましょう。業務に必要な資格を取得するなどスキルを磨くと社内評価が上がり、月収がアップする可能性があります。
また、副業が可能な会社であれば、副業に挑戦してみることも方法のひとつです。副業では、自分の特技や趣味を活用できるので、効率よく働ける場合があります。隙間時間でできることも魅力です。ただし、副業に力を入れすぎて本業がおろそかにならないように注意しましょう。
さらに、転職することで年収が上がるケースもあります。もし転職で収入を上げたい場合は、自身のスキルや経験を生かせる企業を探すことがポイントです。必要に応じて転職サイトや転職エージェントを利用すれば、年収が高くなる企業を見つけられる可能性が高まるでしょう。
配信: ファイナンシャルフィールド