「コルチゾールの働き」についてよくある質問

ここまでコルチゾールの働きについて紹介しました。ここでは「コルチゾールの働き」についてよくある質問に、メディカル監修医がお答えします。
コルチゾールには筋肉を分解する働きがあるのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
コルチゾールの働きで筋肉の蛋白が分解され、アミノ酸が放出されます。このアミノ酸が肝臓に運ばれ、アミノ酸を供給源として糖がつくられます(糖新生)。一連のコルチゾールの働きにより、筋肉が分解され筋力低下が起こります。
コーヒーの摂取でコルチゾール値を減らすことはできるのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
コーヒーの摂取はむしろコルチゾールの分泌を増加させる可能性があると報告されています。このため、日内変動でコルチゾールが低下する起床後1時間程度でコーヒーを飲むことが仕事の効率を上げる方法としてよいのではないかと言われています。しかし、性別やストレス、食事の影響などで反応が低い場合もあるため注意が必要です。
まとめ:コルチゾールは命を維持するために重要なホルモン!
コルチゾールは副腎皮質という部分から出る、ストレスに対抗するホルモンで、主要な働きは「糖新生(糖を増やす)」と「抗炎症作用」です。このため、エネルギーを供給したり、炎症を抑えるために体内で働いています。
しかし、過剰になりすぎると、糖尿病になりやすくなったり、高血圧、感染に対しての免疫機能の低下をきたすこともあり、注意が必要です。また、コルチゾールが低くなりすぎても、倦怠感や低血圧、体重減少をきたし日常生活に支障が出ます。このため、バランスが非常に重要です。
「コルチゾール」と関連する病気
「コルチゾール」と関連する病気は7個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
循環器系
高血圧低血圧内分泌系
糖尿病クッシング症候群クッシング病
アジソン病脂質異常症精神科系
うつ病コルチゾールは多くても少なくても異常が起こります。また、さまざまな働きがあるため、血圧や糖代謝、脂質代謝や精神などの病気を引き起こすことも考えられます。
「コルチゾール」と関連する症状
「コルチゾール」と関連している、似ている症状は9個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
血圧が上がる
顔が丸くなる
手足は細いが、体の中心に脂肪がつく
皮膚が黒ずむ
だるい
体重減少
下痢・便秘
嘔気
無気力コルチゾールが低かったり、高かったりと異常がある場合にみられる症状の一部を紹介しました。コルチゾールは多様な症状に関係することが多いです。気になる症状がある場合には内分泌内科で相談をしてみましょう。
参考文献
日本内分泌学会.クッシング症候群.
難病情報センター.クッシング病.
難病情報センター.アジソン病
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