「血圧」の異常で気をつけたい病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「血圧」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
高血圧
安静時でも慢性的に血圧が高い状態です。塩分の摂りすぎや肥満、遺伝などが原因で、放置すると動脈硬化が進みます。食事療法や運動療法、必要に応じて降圧薬を用いた治療が行われます。
心筋梗塞
冠動脈が詰まり心筋が壊死する病気です。高血圧は最大の原因の一つです。激しい胸痛や冷や汗がある場合は直ちに救急車を呼んでください。循環器内科でのカテーテル治療などが行われます。
脳出血
高血圧により脳の血管が破れる病気です。激しい頭痛や片麻痺、ろれつが回らないなどの症状が特徴です。緊急の手術や保存的治療が行われ、脳神経外科での対応となります。
「血圧が高い時の過ごし方」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧が高い時の過ごし方」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血圧が高いときはどのように過ごせば良いですか?
藤井 弘敦(医師)
第一に安静です。30分ほど静かに座るか横になり、深呼吸を繰り返しましょう。慌てて何度も測り直すと、不安でかえって血圧が上がります。その時の数値と症状をメモして、落ち着いたら必要に応じて医療機関に相談しましょう。
血圧はどうすれば下がりますか
藤井 弘敦(医師)
急な血圧上昇に対してはまず安静が効果的ですが、根本的には「減塩」「減量」「有酸素運動」「筋力トレーニング」「禁煙」「十分な睡眠」が基本です。生活習慣の改善で10mmHg程度下がることも珍しくありません。
血圧測定でいつもより数値が高いとき、NGとなる生活習慣はありますか?
藤井 弘敦(医師)
熱いお湯への入浴、サウナ、激しい筋力トレーニング、飲酒、喫煙、コーヒーの飲みすぎは、さらに血圧を跳ね上げるため避けてください。
血圧の上が140以上になった場合、高血圧の治療が必要ですか?
藤井 弘敦(医師)
140/90mmHg以上は医学的に「高血圧」と定義されます。すぐに薬による治療が始まるとは限りませんが、医師の診断を受けて、生活習慣の見直しや合併症の有無を確認することが強く推奨されます。
まとめ 血圧が高い時の過ごし方はまず安静!
血圧が高いと気づいたときは、体からの大事なサインです。慌てず安静にして数値をメモし、必要なら医療機関に相談しましょう。毎日の血圧記録が何より重要です。高血圧は適切な対処と生活習慣の改善でしっかりコントロールできます。小さな心がけの積み重ねで、健康を維持できます。
「血圧」で考えられる病気と特徴
「血圧」から医師が考えられる病気は11個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
高血圧狭心症心筋梗塞心不全肺動脈性肺高血圧症
脳神経外科・脳血管系の病気
脳血管障害腎臓・泌尿器系の病気
慢性腎臓病内分泌・代謝系の病気
原発性アルドステロン症
褐色細胞腫クッシング症候群甲状腺機能亢進症産婦人科関連の病気
妊娠高血圧症候群血圧の異常は、循環器の病気だけでなく、脳・腎臓・内分泌系、妊娠に関連する疾患など、さまざまな診療科にまたがる病気のサインであることがあります。持続する場合は循環器内科を受診しましょう。
「血圧」の異常に関連する症状
「血圧」から医師が考えられる症状は9個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
血圧異常のサイン
頭痛動悸立ちくらみふらつき
めまい吐き気血圧の異常は、自覚症状がまったくないこともあれば、頭痛や動悸など日常的な不調として現れることもあります。気になる不調が続く場合は血圧を測定し、医師に相談することが大切です。
参考文献
高血圧管理・治療ガイドライン2025|日本高血圧学会
食塩と高血圧と循環器病|日本心臓財団
産婦人科診療ガイドライン―産科編 2023|日本産婦人科医会

