水餃子は、はじめましての合図

まずは、水餃子。これが、間違いない。
むっちりとした皮に包まれた餡を噛むと、肉汁がじゅわっと溢れる。酢醤油にラー油をたっぷり、が定番だけど、酢醤油+黒胡椒って食べ方も、クセになるうまさ。
その秘密は、餡に含ませた出汁。毎朝、鶏ガラから丁寧にとるスープを、息子さんが静かに、でも手際よく肉だねに練り込んでいく。
目立たないけど、しっかり支えてる味。その感じが、この店そのもののような気がする。
音と匂いごと味わう、レバにら炒め

「ジュワッ」という音とともに、鉄鍋が火にかけられる。カンカンと鳴る金属音。広がる香ばしさ。注文してからの数分間も、ちゃんとごちそう。

レバにらは、レバーがぷるんとやわらかくて、ニラの香りが食欲を引き立てる。瓶ビールを片手に、湯気ごとかきこむ時間。「うまい」って言葉じゃ足りない、生活の味がした。
