心房細動の治療法とは?メディカルドック監修医が心房細動の治療法・アブレーション治療・治療期間・費用などを解説します。

監修医師:
大沼 善正(医師)
昭和大学医学部卒業。昭和大学病院、関東労災病院を経て、現在はイムス富士見総合病院勤務。総合内科専門医、循環器専門医、不整脈専門医、医学博士。
「心房細動」とは?
心臓は血液を全身に送るためのポンプの役割を果たしています。ほとんどが筋肉で構成されており、その筋肉の収縮は微弱な電気にて調整されています。正常の場合、洞結節と言われる右心房の右上から電気刺激が発生し、電気刺激が心房、心室と伝わって規則的に収縮しています。
心房細動では、心房内に異常な電気が発生することにより、心房が不規則な収縮をすることで、脈が常に乱れた状態になります。それにより動悸や息切れなどの症状を起こします。
心房細動の治療法
薬物療法
心房細動の薬物療法は循環器科で行われます。通常は外来で治療が可能ですが、動悸などの症状が強い場合には数日程度の入院加療も行われます。心不全を合併している場合には、2週間前後の入院が必要となることがあります。
心房細動になると心臓内(とくに左心耳という、左心房にある袋状の構造体)の血流が悪くなり、血栓ができやすくなります。血栓が脳の血管に詰まると脳梗塞を発症してします。そのため、抗凝固薬と言われる血液をサラサラにする薬の内服が必要となります。
また心房細動は脈が乱れ、速くなることが多いため、脈を整える薬や脈を遅くするような薬を使って治療することになります。
カテーテルアブレーション
循環器科のある病院で行う手術です。入院期間は3~4日程度となります。
カテーテルアブレーションとは、カテーテルという細い管を首や足の付け根にある静脈や動脈から挿入し、心臓内にある不整脈の原因となる、異常な電気信号の発生部位を焼灼する治療です。
リハビリは不要であり、手術後すぐに日常生活に戻れます。

