心房細動の治療期間
症状がない場合でも、自分で治療を中断せず、医師の指示通り薬物療法を続けることが必要となります。明確な治療期間の定めはありません。
ただし、カテーテルアブレーションを行い、心房細動の発作がなく、血栓塞栓症のリスクが低い人では治療終了することも可能です。
心房細動の治療費用
カテーテルアブレーションを行う場合には、入院費や手術費用を含め、およそ200万円程度かかりますが、保険適応の治療であるため通常は「高額療養費制度」を利用することになります。
自己負担額は保険、収入によって異なりますが、10~30万程度となることが多いと思われます。また加入している医療保険などによっても、費用は変わってきます。
「心房細動の治療」についてよくある質問
ここまで心房細動の治療などを紹介しました。ここでは「心房細動の治療」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
心房細動が完治する確率はどれくらいでしょうか?
大沼 善正 医師
発作性心房細動の場合、カテーテルアブレーションを行うと80~90%で根治可能と報告されています。持続性または長期持続性心房細動の場合では、数回のカテーテルアブレーションや薬物療法の継続が必要となります。そのため、発作性心房細動の段階での積極的な治療が望ましいと思われます。
まとめ
心房細動は加齢とともに増加する病気です。一般的な病気であるため、2050年では日本で約103万人もの方が心房細動を有すると考えられています。自覚症状がない場合でも、脳梗塞のリスクがあるため抗凝固療法が必要となります。
そのため、心房細動と診断された場合はご自身の症状と関係なく治療を継続することが大切です。また、カテーテルアブレーションにより完治させることも可能であるため、健康診断や検脈などで早期に発見し、必要な治療を行うようにしましょう。
「心房細動」に関連する病気
「心房細動」から医師が考えられる病気は8個ほどあります。各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
心房細動
期外収縮WPW症候群心筋梗塞弁膜症心筋症
心不全脳血管系の病気
脳梗塞心房細動は加齢とともに増加する一般的な病気の一つですが、心臓以外にも脳梗塞など脳血管疾患への影響もあります。カテーテルアブレーションにより完治させることも可能ですので早期に発見し、必要な治療を行うことが望ましいと言えます。
「心房細動」に関連する症状
「心房細動」と関連している、似ている症状は4個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
動悸息切れ
呼吸困難
めまい失神
上記に挙げたような自覚症状がある場合には気が付きやすいですが、自覚症状がない場合でも、脳梗塞のリスクはあるため脳梗塞発症予防のための抗凝固療法が必要となります。心房細動と診断された場合は、医療機関を受診し治療を継続することが大切です。
参考文献
2024 年 JCS/JHRS ガイドライン フォーカスアップデート版 不整脈治療
2020 年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン
不整脈非薬物治療ガイドライン(2018 年改訂版)
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