食事以外で効率よくコレステロールを下げる対処法は?
歩行や速歩、水泳などの有酸素運動はコレステロールを下げる効果があるという報告があります。日本動脈硬化学会のガイドラインでは、1日合計30分以上を週3回以上、または週に150分以上運動を行うことを推奨しています。また座位の時間が長いことは、活動量が不十分になる可能性があるため、こまめに立ち上がるなど、座位や横になっている時間を減らしましょう。
睡眠時間が短くなると、血中のコレステロールが上昇するという報告があります。ストレスは不眠の原因になるといわれています。リラックスする時間を作り、ストレスをためないようにしましょう。また、睡眠時無呼吸症候群は、脂質の代謝異常に関係するといわれています。睡眠時無呼吸症候群の疑いがあれば、医療機関を受診しましょう。
「コレステロールを下げる食品ランキング」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「コレステロールを下げる食品ランキング」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
特定保健用食品(トクホ)の食品・飲料はコレステロール対策に効果がありますか?
伊藤 陽子(医師)
特定保健用食品(トクホ)の食品・飲料は、それだけ摂ればコレステロール値が低下するわけではありません。あくまでも、食事や運動などの生活習慣の改善を行うことが基本です。その上で、特定保健用食品(トクホ)の食品・飲料を摂取することで、コレステロール値の改善を手助けする効果が期待できるといわれています。
毎日納豆を食べれば、薬を飲まなくてもLDLコレステロールは下がりますか?
伊藤 陽子(医師)
納豆や大豆製品はLDLコレステロールを下げる効果が期待できる食品であるという報告があります。しかし、LDLコレステロールが高くなる原因とされている、肥満や飽和脂肪酸、コレステロールなどの過剰摂取の習慣を変えることなく、毎日納豆を食べるだけではコレステロールを下げることは難しいと考えられます。LDLコレステロールを下げるには、適正体重の維持や食事や運動など生活習慣の改善を行いましょう。
LDLコレステロールが高い時は卵を控えた方が良いでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
卵はコレステロールを多く含む食品です。食事から摂取したコレステロールの吸収量は個人差があります。LDLコレステロールが高いからといって、食べてはいけないものがあるわけではありません。卵の摂取だけを控えるのではなく、魚卵やレバーなどコレステロールを多く含む他の食材などと合わせて、1日200mgのコレステロール摂取量におさまるようにできるとよいでしょう。
ナッツや植物性油脂はコレステロールが高くても摂って良いのはなぜですか?
伊藤 陽子(医師)
ナッツやオリーブオイルなどの植物性油脂は一価不飽和脂肪酸を多く含む食品です。飽和脂肪酸の摂取を一価不飽和脂肪酸に置き換えると、コレステロールの低下が期待できるという報告があります。ただし脂質なので少量でもカロリーはあります。適正なカロリー摂取の範囲内でナッツやオリーブオイルなど一価不飽和脂肪酸を多く含む食品の摂取、置き換えがおすすめです。

