サウナに入ると血圧はどう変化する?メディカルドック監修医が、サウナと血圧のメカニズムや、高血圧の人が注意すべきポイント、血管への影響と安全な対策を解説します。

監修医師:
佐藤 浩樹(医師)
北海道大学医学部卒業。北海道大学大学院医学研究科(循環病態内科学)卒業。循環器専門医・総合内科専門医として各地の総合病院にて臨床経験を積み、現在は大学で臨床医学を教えている。大学では保健センター長を兼務。医学博士。日本内科学会総合専門医、日本循環器学会専門医、産業医、労働衛生コンサルタントの資格を有する。
サウナとは?
サウナとは、高温の室内で体を温め、発汗を促す入浴習慣のことです。起源はフィンランドで、寒冷な気候の中で体を温めて、疲れを取る目的から発展してきた文化として親しまれています。基本的な入り方は、体を洗って清潔にした後、適温のサウナ室で発汗を促し、その後水風呂や外気浴で体を冷やす「温冷交代」を繰り返すことが一般的です。
サウナの健康効果とは?
サウナで体を温めると血管が広がって血流が良くなるので、身体的な好影響が期待できます。また、自律神経を整える効果もあるとされています。
サウナの健康効果と血行促進のメカニズム
サウナで体を温めると、皮膚や筋肉の血管が広がり、全身の血流が増加します。これにより酸素や栄養が体のすみずみまで届きやすくなり、疲労物質の排出も促進されます。さらに、水風呂で体を冷やすことで血管が収縮し、その後の休憩で再び拡張するため、血管が柔軟に動くためのトレーニングにもなります。この温冷刺激が自律神経を整え、肩こりの改善や冷えの緩和、睡眠の質向上にもつながることが期待されます。
サウナを長期的に利用すると改善が期待できる症状
さまざまな不調の改善が期待できます。
肩こり・腰の重さ・冷え:血行不良が原因となって起きる症状なので、サウナによる血流改善により筋肉の緊張がほぐれやすくなり、症状改善が期待できます。
睡眠・ストレス:温冷刺激を繰り返すことで自律神経のバランスが整いますので、寝つきの悪さ、睡眠の質の低下、慢性的なストレスの軽減も期待できます。

