高血圧以外でサウナを控えた方が良い人は?
サウナは健康に良い一方、すべての人に安全とは限りません。以下に該当する方は、利用を控えるか医師に相談してください。
心臓疾患のある方:心不全や不整脈がある場合、急激な温度変化が心臓に過度な負担をかけます。
呼吸器疾患のある方:高温多湿な環境が呼吸に負担をかける場合があります。
急性疾患・発熱中の方:炎症を悪化させる恐れがあります。
飲酒後の方:脱水症状や転倒のリスクが非常に高く、極めて危険です。
「サウナと血圧」関連で健康リスクのある病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「血圧とサウナ」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
ヒートショック
ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、失神、心筋梗塞、脳卒中などを起こす状態です。血管が急に拡張・収縮することが主な原因と言われています。対処法は、入浴前に脱衣所を暖める、湯温を高くしすぎない、急に立ち上がらないことが重要です。意識障害、強いめまい、胸痛、片側の手足のしびれが出た場合は早急に医療機関を受診してください。受診先は内科が基本で、症状により循環器内科や脳神経内科が適しています。
高血圧
高血圧とは、血圧が慢性的に高い状態が続く病気です。主に遺伝、過剰な食塩摂取、肥満、運動不足、ストレスなどが原因となります。自覚症状が無い場合も多いので、放置する方が多いです。放置すると、脳卒中、心筋梗塞、腎臓病のリスクが高まります。対処法は減塩や運動などの生活改善と薬物治療です。受診科は内科や循環器科が適しています。
心筋梗塞
心筋梗塞とは、心臓を栄養する冠動脈が詰まり、心筋に血液が届かなくなる病気です。主な原因は動脈硬化で、高血圧、糖尿病、喫煙などが危険因子です。胸痛、胸部圧迫感、冷や汗などの症状が突然起こり持続することが特徴となっています。治療は、できるだけ早期に冠動脈の血流を再開させることが重要で、カテーテル治療や薬物療法が行われます。受診科は、救急科や循環器内科です。
脳梗塞
脳梗塞とは、脳の血管が詰まり、脳細胞に血液や酸素が届かなくなる病気です。動脈硬化や心房細動などによる血栓が原因です。片側の手足のまひ、ろれつが回らない、視野が欠けるなどの症状が突然起こります。治療は、早期に血栓を溶かす薬やカテーテル治療などがあります。これらの症状が起きたら、すぐに救急車を要請しましょう。受診先は、脳神経内科や脳神経外科です。
起立性低血圧・立ちくらみ
起立性低血圧・立ちくらみとは、立ち上がった時に血圧が急に下がり、脳への血流が一過性に不足する状態です。原因として、脱水、自律神経の乱れ、加齢、薬物などがあります。対処法として、急に立ち上がらない、水分や塩分を適切に補給することが重要です。失神や頻繁な立ちくらみが起こる場合は医療機関の受診が必要です。内科、循環器科、神経内科を受診しましょう。

