
クイズプレーヤーとして多方面で活躍する伊沢 拓司さん。膨大な知識を操る伊沢さんにとって、知ることは活動の根幹です。そして、その「知る」という行為は、「見ること」と密接に結びついています。
かつては強度近視に悩み、小学2年生からメガネ、大学からはコンタクトレンズが手放せない生活を送っていた伊沢さん。そんな彼が、視力矯正手術であるICL治療(眼内コンタクトレンズ)を受けるに至ったのは、テレビのクイズ番組がきっかけでした。
今回は、ICL治療のスペシャリストであるアイクリニック東京グループ総院長 北澤 世志博先生をお招きし、人間の「見ること」の本質から、伊沢さんがICL治療を決断した理由、そしてICL治療を経て得られた新たな日常について、深く語り合っていただきました。
視力に悩みを抱える方、ICL治療を検討している方にとって必見の対談です。

インタビュー:
伊沢 拓司(クイズプレーヤー)
知的エンタメ集団・QuizKnockの発起人。クイズプレーヤー。
開成中学校・高等学校、東京大学経済学部卒業。
中学1年生よりクイズ研究部に所属し、高校時代には「全国高等学校クイズ選手権」で史上初の個人2連覇を達成。林修は予備校時代の恩師にあたり、現在は多数の番組で共演。
2016年、「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、Webメディア「QuizKnock」を立ち上げ、編集長を務める。YouTubeチャンネルは登録者数250万人超。
2019年には株式会社QuizKnockを設立し、CEOに就任。メディア運営、メディア出演、講演会、原稿執筆などマルチに活動中。

監修医師:
北澤 世志博(アイクリニック東京グループ 総院長)
その後、医療法人ひかり会パーク病院眼科部長や東京医科大学医学部眼科客員講師を歴任後、2019年にサピアタワーアイクリニック東京の執刀責任者に就任。
これまで5万件以上のレーシックなどのレーザー屈折矯正手術、8千件以上のICLなどの有水晶体眼内レンズ挿入術をおこなう。
日本眼科手術学会の理事を務め、日本眼科学会認定専門医、ICLエキスパートインストラクターなどの資格を有する。
「見る」と「観る」、二つの漢字に込められた意味

北澤先生
本日はよろしくお願いします。対談ということで、最初に私からクイズを出させていただきます。
今日のテーマは「見る」ことなので、「みる」という漢字をいくつか書いていただきたいと思います。まずは一番簡単な、誰もが書く「みる」はどんな字でしょうか?
伊沢さん
これはもう小学1年生で習う字ですからね。こちらの「見る」です。
北澤先生
そうですね。もう一つ、こちらの「観る」という字もあると思います。
伊沢さん
観戦や観劇などに使う「観る」という字ですね。
北澤先生
伊沢さん、この「見る」と「観る」の違いは、どういうところにあると思われますか?
伊沢さん
どう表現するのがいいんでしょうね。
こちらの「見る」は物理的に見えている感じがして、「観る」の方は主体的に自分から関わりにいって「みる」というか。何かが行われている様子を「ウォッチするぞ」という感じで、みようとしている感じがします。
北澤先生
はい。「見る」は、自分から積極的に見るのではなく、いわゆる受動的に「見える」というニュアンスが含まれています。
一方で、「観る」は伊沢さんがおっしゃったように、自分からみる、主体的に積極的にみる。そこが一番大きな違いなんです。
伊沢さん
確かに。「見える」という時は「見る」を使いますけど、「観る」の方の字を使って「観える」とは言わないですね。
高校生の2人に1人が近視。視力矯正の悩みと変遷

伊沢さん
「見ること」によって人生や生活そのものが変化するということを、先生も感じられることはありますか?
北澤先生
そうですね。「見る」というのは、生まれた時から成人、中年、そして老年と、すべての年代において関わってくることで、できれば裸眼で見たいという方はすごく多いです。
今、日本では近視の人口が増加しています。高校生の2人に1人は近視といわれていて、昔よりも近視人口が増えています。
近視の方の選択肢として、まずは矯正器具があります。
伊沢さん
僕も小学2年生からメガネでした。当時から電車通学だったんですけど、本を読んでいて。「あれ、黒板が見えづらい」となってからメガネをかけるまでは早かったですね。
北澤先生
近視の人は見る距離が近いですからね。特に近視が強い人ほど、携帯もパソコンも顔に寄せて見る癖がつきます。伊沢さんは、メガネからコンタクトレンズ(以下、コンタクト)に変えたのはいつ頃ですか?
伊沢さん
大学1年生の4月です。クラスメイトの女の子に「外した方がかっこいいね」って言われた日にコンタクトにしました。
北澤先生
やはり見た目は気になりますよね。近視の方はどうしてもレンズが厚くて、見た目を気にする方が多いですよね。
伊沢さん
高校生の頃にクイズ番組に出たんですけど、テレビ越しに見た自分の目が、思っていたより小さいなと思って。“自分から見た世界”と“世界から見た自分”の境目にあるのがメガネだったなという感覚はありますね。
北澤先生
メガネはかけるとすぐに見えるのがベネフィットですが、特に近視が強い人はレンズが厚いので、実際よりも目が小さく見えてしまいますね。
それがないのがコンタクトですが、コンタクトは毎日の手入れがどうしても必要です。
伊沢さん
そうなんです。ズボラなのでだいぶ苦労して、コンタクトを付けたまま寝た日もありました。
