大腸がんを発症すると便にどんな特徴が現れる?

血便
もっとも重要なサインの一つが血便です。赤い血が見える場合もあれば、便に混じって気づきにくい場合もあります。「一度だけだったから様子を見る」と自己判断せず、血便に気がついたら消化器内科を受診しましょう。
便の表面に血液が付着する
便の中ではなく、表面に血が付く形で出ることもあります。痔でも似た見え方になるため、見た目だけで区別するのは困難です。痔がある方でも、大腸がんやポリープの出血が隠れていることがあります。
便が細い
便が以前より細くなった状態が続くときは、腸の通り道が狭くなっていないか確認が必要です。一時的な変化だけで大腸がんとはいえません。ただし、血便や便秘、残便感を伴うなら、検査を考えるべきサインです。
便秘と下痢を繰り返す
大腸がんでは、便が出にくい日と軟らかい便が出る日を繰り返すことがあります。腸の狭いところを便が通る影響で、便通が不安定になるためです。「便秘体質だから」で済ませず、最近始まった変化なら注意してください。
便が出にくい、出てもすっきりしない
便が出にくい、何度もトイレに行きたくなる、出てもすっきりしない。このような訴えも、大腸がんでみられることがあります。進行すると腸閉塞に近い状態となり、便が出ない、腹痛、嘔吐が起こることもあります。
大腸がんの疑いがあるのは「カチカチ便を繰り返す」「便秘と下痢を繰り返す」どっち?

結論からいうと、便秘と下痢を繰り返すほうが、大腸がんを含む大腸の病気を疑うきっかけになりやすいです。大腸がんの代表的な症状として、便秘や下痢などの便通異常が挙げられているためです。一方、カチカチ便だけでは、水分不足、食物繊維不足、生活習慣、薬の影響などでも起こります。
ただし、どちらか一つだけで大腸がんとは判断できません。血便、便が細い、残便感、腹痛、貧血症状を伴う場合は、便の硬さよりも「変化が続いていること」自体が重要です。数日で戻らず、いつもと違う状態が続くなら、消化器内科で相談してください。

