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介護用歩行器の種類や選び方、利用するメリットと注意点を解説!

介護用歩行器の種類や選び方、利用するメリットと注意点を解説!

高齢の方やご家族のなかには、歩行への不安や転倒のリスクについて悩んでいる方が少なくありません。加齢や病気の影響で足腰の筋力が低下すると、自力での歩行が不安定になり、転倒による骨折などの大きなけがにつながることがあります。住み慣れた自宅で安全に暮らし続けるためには、その方の状態に合った歩行補助具を早めに検討することが大切です。歩行を支える用具にはいくつかの種類がありますが、なかでも歩行器は、身体をしっかり支えながら移動を助ける福祉用具です。

本記事では、介護用歩行器の役割や種類、選び方、利用による利点、使用時の注意点に加えて、制度や補助の仕組みを解説します。

林 良典

監修医師:
林 良典(医師)

【出身大学】
名古屋市立大学
【経歴】
東京医療センター総合内科、西伊豆健育会病院内科、東京高輪病院感染症内科、順天堂大学総合診療科、NTT東日本関東病院予防医学センター・総合診療科を経て現職。
【資格】
医学博士、公認心理師、総合診療特任指導医、総合内科専門医、老年科専門医、認知症専門医・指導医、在宅医療連合学会専門医、禁煙サポーター
【診療科目】
総合診療科、老年科、感染症、緩和医療、消化器内科、呼吸器内科、皮膚科、整形外科、眼科、循環器内科、脳神経内科、精神科、膠原病内科

介護用歩行器とは

介護用歩行器とは

介護用歩行器は、自力での歩行に不安がある方が、より安全に移動できるように作られた福祉用具です。杖では支えが足りないけれど、車椅子を使うほどではない場面でも役立ちます。ここでは、介護用歩行器の役割と、ほかの移動補助具との違いを解説します。

介護用歩行器の役割

介護用歩行器の大きな役割は、歩行が不安定な方の移動を支え、転倒を防ぎながら歩く機会を保つことです。左右のフレームで身体を囲むような形になっているため、手や腕で身体を支えつつ、安定した姿勢で前に進みやすくなります。下肢にかかる負担を減らせるため、筋力が落ちている方や関節の痛みがある方でも歩きやすくなることがあります。また、歩行器は移動を助けるだけではありません。自分の足で歩く機会を保つことで、下肢筋力や立ち上がる力の低下をゆるやかにし、日常生活動作の維持にも役立ちます。

杖や車椅子、シルバーカーと歩行器の違い

歩行を助ける用具には、杖や車椅子、シルバーカーなどがありますが、それぞれ目的や対象となる方の状態が異なります。杖は、ある程度のバランス能力や歩行能力が保たれている方に向いています。一方、歩行器は複数の支持点で身体を支えるため、杖より高い安定性が得られます。

車椅子は、歩行そのものが大きく難しくなった方が座って移動するための福祉用具です。これに対して歩行器は、自分の足で歩く力がある程度残っている方が、その力を活かしながら移動するために用います。

シルバーカーは荷物運びや休憩を目的に使うことが多く、体重をしっかり預けて歩く構造ではありません。歩行器は、転倒を防ぎながら歩行を支える点で、ほかの用具とは役割が異なります。

介護用歩行器が必要になるタイミング

介護用歩行器が必要になるタイミング

介護用歩行器が必要になるタイミングとしては、何もつかまらずに歩くことに不安が出てきたときです。例えば、加齢による筋力低下で歩幅が小さくなった、少しの段差でつまずきやすくなった、立ち上がった直後にふらつくといった変化は、歩行機能が低下してきたサインです。ご本人は歩けるつもりでも、ご家族が見ていて危うさを感じる場合には、早めに歩行補助具を検討したほうがよいことがあります。

また、脳卒中の後遺症で片麻痺がある方、骨折や手術の後に歩行訓練を始める方、膝や股関節の病気で痛みがある方も、歩行器が役立ちます。杖を使っていた方も、杖だけでは支えが足りず姿勢が不安定になってきた場合には、より安定性の高い歩行器への切り替えが考えられます。

配信元: Medical DOC

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