本記事では、常温での長期保存のコツや、冷蔵庫・冷凍の賢い使い分け、さらには切った後の処理について、メディカルドック監修の管理栄養士が詳しく解説します。

監修管理栄養士:
佐藤 直美(管理栄養士)
2015年管理栄養士免許取得。
玉ねぎとは?

玉ねぎの基本的な特徴について
玉ねぎは、ヒガンバナ科ネギ属に属する野菜で、地中にできる鱗茎(りんけい)と呼ばれる部分を食べます。玉ねぎには、辛味や香りのもととなる硫黄化合物(硫化アリル類)が含まれており、これが玉ねぎ特有の風味を生み出しています。さらに、ケルセチンやオリゴ糖、食物繊維、カリウムなどの健康を支える働きのある成分が含まれていることが知られています。生・炒める・煮るなど、さまざまな調理法に適しており、世界中の料理で広く利用されている身近な食材です。
新玉ねぎや紫玉ねぎとの違いは?
一般的な玉ねぎは収穫後に乾燥させて保存性を高めたもので、日持ちがよく一年を通して流通しています。一方、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷されるため、水分が多くみずみずしいのが特徴です。辛味が弱く甘みを感じやすいため、サラダなど生食に向いています。また、紫玉ねぎは外皮や中身が紫色をしており、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでいます。彩りがよいため、サラダやマリネなどに使われることが多いです。
玉ねぎを長期間保存する方法はあるのか?

玉ねぎを長期保存するには常温と冷蔵庫どっちが良い?
玉ねぎは湿気を嫌い、風通しの良い環境で保存することで品質を保ちやすくなります。基本的には、乾燥した外皮がしっかり残っている玉ねぎであれば、風通しの良い日陰での常温保存が適しています。ネットに入れる、または茎を紐で縛って吊るし、玉ねぎ同士が密着しないように間隔をあけることで、湿気のこもりや腐敗を防ぎやすくなります。保存期間の目安として1〜2か月程度です。一方で、気温や湿度が高い季節や、風通しの良い場所が確保できない場合は、冷蔵庫の野菜室での保存が有効です。保存期間の目安は約2〜4週間程度です。
水分の多い新玉ねぎの保存方法は?
新玉ねぎは通常の玉ねぎに比べて水分が多く傷みやすいため、基本的には冷蔵庫での保存が適しています。保存する際は、1玉ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて軽く口を閉じ、野菜室で保管します。保存期間の目安は約1週間前後ですが、できるだけ早めに使い切ることをおすすめします。
玉ねぎは冷凍保存しても良い?
玉ねぎは冷凍保存することもできる野菜です。生のまま冷凍すると、凍結によって細胞壁が壊れるため、加熱調理の際に火が通りやすくなります。使いやすい大きさにカットして冷凍用保存袋に入れ、できるだけ平らにして空気を抜くのがポイントです。保存期間の目安は約1か月ですが、生食には向かないため、スープや炒め物などの加熱料理に活用しましょう。
切った後の玉ねぎを鮮度良く保つ方法は?
切った後の玉ねぎは、切り口から乾燥や風味の酸化が進みやすいため、空気に触れさせないことが鮮度を保つポイントです。使いかけの場合は、断面を隙間なくラップで包み、密閉容器や保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管します。この方法で2〜3日は品質を保つことができます。

