■大型化と選別で進む店舗戦略
2011年頃から進めているのが、店舗の大型化である。
従来は小型店舗も多かったが、客席数や厨房設備の制約により、提供できるメニューや生産能力に限界があった。最新モデルでは広い厨房と客席を確保し、フルメニューの提供と高い処理能力を両立している。
広い敷地を活用したドライブスルーや駐車場を備える独立型の「フリースタンディング店舗」をスタンダードとし、来店客数の拡大と回転率の向上を図る。
ドライブスルー注文レーンは2か所設置(マクドナルド武蔵境通り井口店)
一方、都心部では小型店舗の展開も継続する。ただしフルメニューへの対応を前提とし、従来のように提供商品が限定される小型店については見直しを進めている。
■1000店改装へ リモデル戦略の中身
既存店の刷新も重要施策だ。
リモデルは同一店舗内の改装を指し、場合によっては増築も行う。建て替えは「リビルド」、移転は「リロケーション」と区別し、立地や収益性に応じて使い分ける。
改装は単なる刷新ではなく、売上や来客数の増加を前提とした投資であり、店舗ごとに最適な形へ再設計することで収益性の底上げにつなげている。

