脳トレ四択クイズ | Merkystyle
リュウジさんの「やけくそジャンバラヤ」を長谷川あかりさんが作る

リュウジさんの「やけくそジャンバラヤ」を長谷川あかりさんが作る

100年後も歴史に名を残す料理家になりたい

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リュウジ

炊きあがるまでおしゃべりしますか。あかりさんって、料理家として目指すところはあるんですか?

長谷川

料理って時代によって流れがあると思っていて。なので、100年後に教科書や文献に「令和の料理界に長谷川あかりという人がいました」と名前が残っていたらうれしいです。

リュウジ

それってかなりロマンがありますね!歴史に名を残すというと、小林カツ代さんや栗原はるみさんレベルですよね。

長谷川

歴史に名を残す料理家さんの共通点について考えてみると、レシピを提供するだけじゃなくて、ライフスタイルそのものが確立されているんですよね。その先生の生活に憧れるファンが多いというか。

リュウジ

でも、あかりさん自身に憧れている人も多いと思いますよ。あかりさんって、レシピがバズるだけじゃなくて、「料理家を信じる」というムーブメントを生み出したじゃないですか。信じて作ってもらえるって、料理研究家の本懐だと思います。

長谷川

私自身がすごくレシピに救われてきた人間なので。「私を救ってきたレシピをシェアしたい」っていう思いが強いんですよね。

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リュウジ

16分経ったので、ふたをオープンします!

長谷川

おお、おいしそう!

リュウジ

これはうまいわ。おこげができる音がパチパチ聴こえる。2分くらい、ふたを開けたまま強めの中火で焼きます。

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味見をし、場合によっては塩で味を調整する

長谷川

…おいしい。お酒に合わせるならもう少し塩味があってもいいかも。でも、かなり好きです。

リュウジ

意外と鶏ガラスープの素が控えめでしょ。本来の僕のレシピは、鶏ガラスープの素が小さじ1半なんです。だけど今回は小さじ1に変更しました。さっき「薬味たっぷり出汁カレー」を食べて、このくらいのほうがあかりさんの好みだろうと思って。

長谷川

鶏ガラスープの素、控えめだけどいい仕事してますね。確実に旨味が底上げされています。

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リュウジ

最後に彩りとして、パセリ・黒こしょう・チリパウダーを振りかけて完成です!

長谷川

おいしそう~!見た目も楽しい!

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鶏肉をキッチンばさみで食べやすい大きさに切る

長谷川

鶏肉、火が通っていて柔らかい!こんなにホロホロなんだ~!

リュウジ

下のほうにおこげがあるんで、全体的に混ぜちゃってください。

長谷川

これ、余ってる野菜とかなんでも受け止めてくれそうですね。

リュウジ

アスパラでも青菜でも、なんでもいけますよ。なんてったって「やけくそジャンバラヤ」なので!

スパークリングワインとキャンプが合いそう!

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リュウジ長谷川

いただきます!

長谷川

…わ、おいしいです!味が完成されていますね。味見したときは「もうちょっとお塩足してもいいかな」って思ったけど、鶏肉を切って混ぜたらちょうどいいです。なんかテーマパークに来た気分!鶏肉がとっても柔らかい。

リュウジ

さすがに16分も炊くとたんぱく質がほぐれて柔らかくなるんですよね。

長谷川

具材の旨味もすごいけど、ケチャップの甘みが活きていて、チリパウダーの香りで異国情緒があふれている感じ。意外と辛くないの。

リュウジ

そう、見た目ほど辛くなくて、万人受けする味に落とし込めたと思っています。

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長谷川

リュウジさんの料理って、実はみんながイメージしているほど味が濃いわけじゃないんですよね。特に女性は「リュウジさんのレシピって味が濃いんじゃ…」って敬遠している方もいると思うんですけど、これは本当にちょうどいい塩梅です。

リュウジ

まぁ、今回は相手があかりさんということで若干の調整をしましたけどね。

長谷川

そう、リュウジさんのレシピって調整できる余白があるんですよね。

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リュウジ

実はあかりさんに試していただきたいものがあって。僕が作った『マジスコ』というタバスコなんですけど。これ、ちょっとサルサソースっぽくて。

長谷川

あ、うれしい。味変してみたいです。(ジャンバラヤにかける)わぁ、辛くておいしい!!スパークリングワインが合いそう!キャンプとか行ったことないけど、これはキャンプで食べたいかも!

リュウジ

これ、キャンプで食ったら飛ぶと思いますよ!

あかりさんのお父さんはリュウジさんのファン!?

リュウジ

僕はね、なんであかりさんのことをリスペクトしているかというと、本当に料理が好きな方だと感じるから。

長谷川

料理っていうか、ごはんが好きなんですよね。私って趣味なし人間で。本当に食べることしか趣味がないんです。

リュウジ

そうなんだ!あかりさんが目立った活躍をするようになったのって、ここ2年くらい?

長谷川

料理研究家を始めて4年になります。

リュウジ

4年でこの活躍!?すごいね!基本、お仕事は雑誌ですか?

長谷川

8割は雑誌です。あとはYouTubeとかPodcastとか。YouTubeはけっこうとがった料理も出していますね。

リュウジ

たしかに、前編で作った「薬味たっぷり出汁カレー」も、けっこうとがってますよね。万人受けというよりは、作る人を選ぶ感じ。実際に食べたら、誰が食べてもおいしいんですけど。

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長谷川

実は、私の父がめちゃくちゃリュウジさんのファンでして。やっぱりリュウジさんってカリスマだから。

リュウジ

そうなんだ!僕のレシピのほうが取っつきやすい男性は多いかもね。あかりさんってガッツリ系レシピのイメージがないですよね。

長谷川

意外とガッツリしたのも好きなんですけどね。酒飲みなので。自分の料理を食べていて、「もうちょっと塩ほしいな」って思うこともあります(笑)。

リュウジ

あかりさんってお塩の使い方がすごく上手ですよね。

長谷川

基本的に味付けはお塩ですね。海外在住で私のレシピを作ってくださる方もいるので、お塩なら手に入りやすいかなと思って。

過去の自分が出したレシピを越えられるか?

リュウジ

最近、注目している料理家さんっていますか?

長谷川

私は雑誌で活動している料理家さんをよくウォッチしています。でも、そういう料理家さんってあまりSNSで発信していなかったりして。雑誌界隈とSNS界隈ってあまり交わらないんですよね…。

リュウジ

わかる。従来の料理研究家って雑誌やテレビがメインだったわけじゃないですか。だけど僕はSNSから出てきたから、交わらないというか、うっすら嫌われてる気すらします(笑)。

長谷川

私は「20~30代の、日々の生活に追われていて料理するのしんどいけど料理を楽しみたい方」に向けてレシピを作っているんですけど、そういう方にぴったりな料理家さん、実は雑誌界隈にも多くいらっしゃると思うんです。雑誌の撮影ってあまり料理家同士でコラボレーションすることがないので、横のつながりがそんなになくて…。私が一方的にファンなだけなんですよね。

リュウジ

僕もそういう人と知り合いたいなぁ。オファーしたら来てくれるかな。

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リュウジ

料理研究家って、毎日毎日ずーっと料理を作りつづける中で、いかにモチベーションを保つかが大事じゃないですか?

長谷川

すごくわかります。

リュウジ

僕は料理研究家になって10年目くらいなんですけど、モチベーションについて考えた結果、「誰かに僕を倒してほしい」って思うようになりました。もう、僕のレシピがもてはやされる世界に飽きた。

長谷川

主人公すぎる(笑)。

リュウジ

だからあかりさんが出てきたとき、すごく心が踊ったんですよ。「やっと僕を倒してくれるかもしれない人が現れた!」って。

長谷川

私のレシピって、SNSの中ではInstagramが相性がいいと思うんですよね。だけど私は「リュウジさんがいるから」という理由であえてXを選んだんです。リュウジさんと違う世界観の人間が、どこまでXで受け入れられるのかを試したくて…。ある意味、リュウジさんに挑みたかったのかもしれません。

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リュウジ

新しい人に挑まれたい反面、僕は過去の自分に挑みたくて。過去のレシピをなかなか越えられなくてもがいているんですよ。新しいハンバーグのレシピを出したとしても、結局は初期の「至高のハンバーグ」を越えられなかったりする。でも、料理家って過去の自分を越えなきゃいけないじゃないですか。

長谷川

そうですかね。過去の自分を、越えなくてもいいんじゃないですか。

リュウジ

え?

長谷川

長谷川あかりのハンバーグのレシピは「バター酒蒸しハンバーグ」の一つだけなんです。あれがベストだから、他のレシピがあったら私の言葉が嘘になっちゃう気がして…。だから「他のハンバーグレシピを作ってください」ってオファーがあっても断っています。

リュウジ

その言葉、刺さりますね…!

長谷川

私は歌手のaikoさんが大好きなんですけど、きっとaikoさんも「『カブトムシ』みたいな曲を作ってください」ってオファーがたくさんあったと思うんです。けれど、『カブトムシ』はあの一曲だけなんですよね。料理家も同じで、一人の人間から出てくる料理って、そこまで多くはないと思っています。

リュウジ

僕とは正反対だ。僕は過去の自分を越えるために、どんどんレシピをリニューアルするから。たとえば、初期のハンバーグよりも今のハンバーグのほうが、圧倒的に簡単なんですよ。味だけじゃなくて、簡単さやコストパフォーマンスという観点でもブラッシュアップを試みています。

長谷川

リュウジさんのレシピって、厚みがどんどん増していってますよね。

リュウジ

これからも厚みを出して、過去の自分を越えたい。そしていずれは、誰かに僕を倒してほしいです。

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配信元: アイスム

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アイスム

がんばる日も、がんばらない日も、あなたらしく。「食」を楽しみ、笑顔を届けるメディア、アイスムです。 食を準備する人の気持ちが少しでも軽く、楽しくなるように。 おうちごはんのレシピや食にまつわるコラム、インタビューなどを通じて新しい食シーンを提案します。