「肝門部胆管がん」になると”尿の色”がどうなる?なりやすい人や検査法も医師が解説!

「肝門部胆管がん」になると”尿の色”がどうなる?なりやすい人や検査法も医師が解説!

肝門部胆管がんの主な原因

胆管がんの原因としては不明なことが多いですが、いくつかの病気は胆管がん発症のリスクが言われています。ここに挙げる病気は「肝門部胆管がん」だけではなく他の場所にできる「胆管がん」のリスクになります。

肝内結石症

肝内結石症は文字通り、肝臓の中にある胆管に結石ができる病気です。石による持続的な刺激やそれに伴う慢性的な炎症が発がんに関わると言われています。肝内結石症では、がんのリスクもありますが、石による感染リスク等もあります。何らかの治療が必要である病気のため、消化器内科を受診するようにしましょう。

膵・胆管合流異常症

肝臓から出てくる胆管と膵臓の消化液を腸へ流す膵管は同じ部分から腸に繋がります。通常はこの出口(乳頭)付近で膵管と胆管が共通の管になったり、別れたまま腸に繋がったりしますが、稀にもっと上の方で膵管と胆管が合流してしまうことがあります。これを膵・胆管合流異常症と言います。この場合、膵管からの膵液と胆管からの胆汁がお互いに逆流してしまいます。この膵液によって胆管の上皮が障害され、胆管がんや胆嚢がんの原因となってしまうのです(胆管では7%弱、胆嚢では40%弱)。この病気は生まれつきのものであり、気づかず過ごしていて何かの検査でたまたま見つかったなどが多いものです。治療としては膵管と胆管を分離したり、状態によって胆嚢だけ取ったりする手術となります。治療自体は外科となりますが、検査は消化器内科で行うことが一般的です。この病気が疑われた場合は一度消化器内科で検査を受けましょう。

原発性硬化性胆管炎

この病気は原因不明の胆管の炎症です。自己抗体の数値が高く、免疫が関係する病気とは言われていますが現在ははっきり確定されていません。この病気では炎症に伴い、胆管が硬くなり、細くなったりそれに伴い他の部分が拡張したりすることにより、胆汁が流れにくくなり胆管に溜まります。肝臓にも影響し、最終的に肝硬変へ進行していきます。また、この病気では胆管がんの合併が高率にあるとされており(欧米では10〜20%)、発症から1年以内のがん合併が多いとも言われています。この病気では無症状の人もいる一方で肝機能障害や掻痒感などの症状も伴う人もいます。基本的には症状に対する治療を行っていきますが、がんが出てきていないか、肝硬変に進行していないかなど定期的に確認していく必要があります。消化器内科を受診しましょう。

その他

その他、胆管がんのリスクとして肝吸虫という寄生虫の感染も胆管がんのリスクとして知られています。主に東南アジアなどで感染します。また、ジクロロメタン、クジロロプロパンなどの化学製品も胆管がんのリスクとなると言われています。こちらは2012年に大阪の印刷会社従業員に多数の胆管がん患者が発生し発覚、現在は国際がん研究機関によって発がん物質に指定されています。

肝門部胆管がんになりやすい人の特徴

喫煙・飲酒

喫煙はほぼすべてのがんの発症リスクとなり得ますが、肝門部胆管がんでも発症リスクとなり得ます。タバコの中の有害物質が作用し、発がんに導いてしまうのです。特に胆道がんでは飲酒も行うことによってがんの発生リスクが上がるとも言われています。喫煙はまさに「百害あって一利なし」です。禁煙するようにしましょう。

肥満

以前から肥満は胆道がんの発生リスクをあげることが示唆されています。胆道内の結石が胆管がんの発生リスクをあげることは言われており、肥満の人は結石を作ることがあるためその関連が言われていましたが、最近の報告では肥満自体が胆道がんの発生リスクとなり得るとも言われています。バランスの取れた食事や適度な運動を心がけましょう。

配信元: Medical DOC

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