
草間彌生の代表的モチーフ「南瓜」を、貴重な石彫で公開
草間彌生といえば、水玉や網目、鏡を用いたインスタレーションで世界的に知られる存在だが、《南瓜》はその創作において極めて重要なモチーフのひとつだ。中でも今回公開された《われは南瓜》は、草間作品の中では珍しい花崗岩による石彫であり、国内で草間の石彫作品を鑑賞できる場所は、現在この彫刻の森美術館のみとなる。さらに、同館にとっても草間作品の収蔵は今回が初めて。美術館のコレクションにおいても、大きな節目となる展示だ。
《われは南瓜》に込められた、愛と平和へのメッセージ
草間彌生氏
この作品がもつ魅力は、単に“草間の南瓜が見られる”という話にとどまらない。
タイトルの《われは南瓜》には、草間がかぼちゃを自己の象徴として重ね合わせてきた背景があり、そこには愛や平和への願い、そして世界を救おうとする強い意志が込められているという。
半永久的な素材である石を用いたこともまた印象的で、草間が語る「愛はとこしえ、愛は永遠である」という思想が、作品の物質性そのものに刻まれているようだ。
