●「待てません」信金の督促は店まで
信金は事情に十分耳を傾けることなく、事務的に返済を求め続けた。
「すみません、25日の支払いがまだなんですけど、3時までにいけますか」 「ちょっと待ってください。1日待てますか」 「待てません」
午後の入金を確認できないと、翌日には若い担当者が店を訪れる。その金額は6万円──。夫婦がやっとの思いで捻出した“大金”である。
●妻は携帯の呼び出し音に恐怖を感じるようになった
追加融資を頼んでも、信金は耳を傾けることなく、10年の支払期限を15年または20年に延長することを提案してきた。
利息は元金の倍近くになる。坂田さんは「これ以上の借金はできない」と辞退したという。
妻は携帯の呼び出し音に恐怖を感じるようになった。おそるおそる電話を取ると、いらついた声の担当者が「借りたのはご主人なんだから、ご主人に電話させてよ!」と言い放った。

