「うつ病」は”血液検査”で分かるのかご存じですか?似た症状の病気も医師が解説!

「うつ病」は”血液検査”で分かるのかご存じですか?似た症状の病気も医師が解説!

血液検査で分かるうつ病に似た症状のある病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、うつ病と似た症状が現れる血液検査の異常から疑われる病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

更年期障害

更年期障害は、閉経前後に女性ホルモンの急激な低下で、自律神経の乱れや抑うつ気分、不安感、イライラ、動悸、ほてりなど心身の不調が出る状態を指します。治療は、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、必要に応じて抗うつ薬・抗不安薬などを組み合わせて行います。症状がつらく日常生活に支障が出る場合は、まず婦人科(更年期外来・女性外来)を受診してください。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、月経や消化管出血、偏った食事などで体内の鉄が不足し、ヘモグロビンが十分作れなくなることで、疲れやすさやめまい、集中力低下などが起こる病気です。治療は原因の精査とともに、基本は経口鉄剤による鉄分補充と食事指導で行います。だるさや動悸、立ちくらみが数週間以上続く、健康診断で貧血を指摘された、などの場合には、まず一般内科(必要に応じて婦人科や消化器内科、血液内科)の受診が勧められます。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、橋本病などが原因で甲状腺ホルモンが不足し、新陳代謝が落ちる病気です。強い疲労感や寒がり、体重増加、むくみ、便秘、気分の落ち込みなどが続きます。治療は不足した甲状腺ホルモンを補うのが基本です。だるさや抑うつ感、冷え、体重増加などが長引く場合は、甲状腺を専門とする内科(内分泌内科・甲状腺外来)を受診してください。

肝機能障害

肝機能障害は、アルコール、多脂肪食、薬剤などが原因で肝細胞がダメージを受け、解毒や代謝の働きが低下する状態を指します。だるさや食欲低下、黄疸などの症状が現れることがあります。治療は原因(飲酒・肥満・薬剤など)への対処と生活習慣の改善が基本です。健康診断でAST・ALT・γ-GTPなどの異常を指摘されたときや、強い倦怠感や黄疸が見られるときは、消化器内科や肝臓内科、一般内科への早めの受診が勧められます。

腎機能障害

腎機能障害は、糖尿病や高血圧などで腎臓のろ過機能が低下し、老廃物や水分・電解質がうまく排泄できなくなる状態で、むくみやだるさ、貧血などを伴うことがあります。治療は原因(糖尿病・高血圧など)への対処と塩分・たんぱく制限などの生活指導、必要に応じて薬物療法や透析が行われます。むくみや息切れ、血尿、健診でクレアチニンやeGFR異常を指摘された場合は、一般内科または腎臓内科への早めの受診が勧められます。

メンタルの不調を感じたときの対処法は?

疲れやすさややる気の出なさなどのメンタルの不調を感じたときは、まず睡眠・休養を確保し、負担を減らして過ごします。また、信頼できる方に気持ちを話したり、軽い運動やリラクゼーションで心身を整えたりするようにします。それでも2週間以上、憂うつ・不安・不眠などが続き、仕事や家事に支障が出てきた場合には、一人で抱え込まず、早めにかかりつけ医や心療内科・精神科、自治体や厚生労働省の相談窓口(こころの耳など)への相談が大切です。

配信元: Medical DOC

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