アスパラガスに含まれる栄養素

※栄養素の数値は、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年参照
アスパラギン酸
グリーンアスパラガス(生)100g中に、アスパラギン酸が440mg含まれています。
アスパラギン酸は、アスパラガスから発見された非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)です。
体内でたんぱく質の合成に利用されます。核酸の構成成分であるプリン塩基をつくるための原料のひとつです。また、糖原性アミノ酸なので、糖新生の原料となりエネルギーの生成に利用されます。食品分野では甘味料の原料の一部として利用されることもあります。
葉酸
グリーンアスパラガス(生)100g中に、葉酸が190μg含まれています。
葉酸は補酵素として、核酸の合成やアミノ酸の代謝に関与しています。特に細胞の分化の盛んな胎児にとっては重要な栄養成分です。また、葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素でもあります。
βカロテン
グリーンアスパラガス(生)100g中に、βカロテンが370μg含まれています。
βカロテンは、体内でビタミンAに転換される物質のひとつでカロテノイド色素群に属します。ビタミンAは、夜間の視力の維持を助けたり、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
食物繊維
グリーンアスパラガス(生)100g中に食物繊維が1.8g含まれます。不溶性の食物繊維が1.4gと水溶性よりも多く含まれています。
根元の皮の部分は繊維も多くかたいため、皮むき器で剥くと食べやすくなります。より多く食物繊維をとるならば、きれいに剥かず、皮を少し残して、薄く輪切りにすると食べやすくなります。
食物繊維は、ヒトの消化酵素で消化できない難消化性炭水化物です。不溶性の食物繊維は便量を増加させたり、体内の余分な成分の排泄に関わるとされています。
ポリフェノール
グリーンアスパラガスには、ポリフェノールの一種であるルチンが含まれています。ルチンは、フラボノイド系の色素でそばに含まれることが知られています。健康維持に関わる成分として知られています。
紫アスパラガスにはルチンの他に、アントシアニンも含まれています。
アスパラガスの健康効果

エネルギーの代謝を助ける
糖原性アミノ酸であるアスパラギン酸等は、体内で糖質(グルコース)の供給が不足すると、血中グルコース濃度の低下を防ぐために行われる、エネルギー産生に関わる代謝の一部に関与しています。エネルギー代謝に関わる働きに加え、代謝を助ける補酵素であるビタミンB群もアスパラガスには含まれています。
細胞の形成のサポート
アスパラガスに含まれる葉酸は、たんぱく質や細胞を作るときに必要な核酸(アデニン、グアニン、チミン)の合成に補酵素として関与します。赤血球の形成や体内での細胞の形成などのサポートに関与しています。
コンディションを整えるサポート
アスパラガスには、βカロテンやビタミンCなどの抗酸化作用のある成分が含まれていたり、腸内環境の健康に関わる食物繊維が含まれているため、体のコンディションを整えるサポートが期待されます。

