【女性】オキシトシンが分泌されるとどんな効果がある?

女性において、オキシトシンは妊娠・出産に関わる働きを始め、さまざまな役割を持ちます。女性に特徴的なものを含めてご紹介します。
母乳の分泌を促す
オキシトシンは、授乳中に母乳の分泌を促す働きがあります。赤ちゃんが乳首を吸う刺激が脳に伝わってオキシトシンが分泌され、乳腺の周りの筋肉が収縮して母乳が体外に分泌されます。
子宮を収縮させ、分娩を進める
オキシトシンは、出産時の子宮収縮を促して分娩を促進します。陣痛が起こると子宮内で産生され、子宮の筋肉が収縮して分娩が進みます。出産後も収縮が続き、子宮を元の大きさや状態に戻す役割も担っているホルモンです。
母性を形成する
オキシトシンは、母子間の愛着形成や養育行動に関与することが知られています。母親を対象にした研究では、出産や授乳、赤ちゃんから受ける嗅覚、視覚、聴覚の刺激などによってオキシトシンの分泌が高まったと報告されています(二神ら、2018)
友好的な人間関係を築く
オキシトシンは、対人関係における信頼感や共感的な反応に関与し、安心感や社会的つながりを持つように働くことが示されています。しかし、オキシトシンは他者への信頼や共感を高める一方で、状況によっては特定の人やグループを優先する行動につながる可能性があると指摘されています。
幸福感を高めストレスが軽減される
親密な人たちと良い人間関係を築くとオキシトシンが分泌され、幸福感が増したりストレスが軽減したりすることが示されています。
オキシトシンの出し方(増やし方)

オキシトシンは、日常生活に取り入れやすい方法で増やせると知られています。ここでは具体的な方法を紹介しますので、できそうなものから試してみてください。
スキンシップをする
マッサージやハグなどを通じて優しい気持ちで触れ合うと、触れ合いなどの刺激によってオキシトシンの分泌が促され、不安の軽減につながる可能性が示されています。赤ちゃんを抱っこしたり、親しい人と触れ合ったりしましょう。
心地よい感覚刺激を受ける
マッサージなどの物理的刺激、アロマなどの嗅覚刺激、ゆったりした音楽による聴覚刺激などの心地よい感覚刺激を受けると、脳内でオキシトシンが分泌されることが示されています。それぞれリラックス効果があると言われる方法です。自分が「気持ちいい」と感じることを試してみてください。
人と交流する
人との交流でオキシトシンの分泌が増すことがわかっています。もし直接会えなくても、SNSや電話などの交流でも構いません。家族や友達と積極的に交流しましょう。
贈り物・ボランティア活動をする
贈り物やボランティア活動をすると脳内のオキシトシン濃度が上昇することが分かっています。物をプレゼントするのではなく、誰かのために親切なことをしたり、相手を気にかけていることを伝えたりするだけでも、送られる側と送る側のどちらにとっても効果があります。
瞑想・マインドフルネスをする
呼吸や身体感覚、感情に意識を向けて「今この瞬間」に意識を向けるとストレスや不安が軽減し、オキシトシンの分泌に良い影響を与えます。1人ですぐに行えるので、日常的にも取り入れやすい方法です。

