「マグネシウム」がアーモンドより多い”ナッツ”はご存じですか?管理栄養士が解説!

「マグネシウム」がアーモンドより多い”ナッツ”はご存じですか?管理栄養士が解説!

マグネシウムが不足すると現れる症状

マグネシウムが不足すると現れる症状

食欲不振や脱力感

マグネシウムの摂取が一時的に不足しても、健康な人であればすぐに明らかな症状が出ることはありません。これは、腎臓が尿への排泄量を調節し、血液中の濃度を一定に保とうとする「恒常性(ホメオスタシス)」が働くためです。
しかし、慢性的な不足が続くと、低マグネシウム血症に繋がる恐れがあります。エネルギー代謝がうまく働かないことで疲れやすさや活力の低下を感じるようになり、初期徴候として食欲不振、吐き気、眠気、脱力感などが現れることがあります。

骨や歯への影響

骨からマグネシウムが溶け出す際に、同時にカルシウムも溶け出してしまいます。血液中のマグネシウムが不足すると、体は骨に蓄えられたマグネシウムを溶出させて血中濃度を維持します。長期間の不足が続くことで、骨密度の低下につながる可能性があります。

筋肉の痙攣

マグネシウムが不足すると、筋肉の収縮と弛緩がうまく働かなくなる可能性があります。そのため、筋肉の痙攣やふるえ、こむら返りなどの症状が出ることもあります。

マグネシウムが不足しやすい人の特徴

マグネシウムが不足しやすい人の特徴

消化器疾患がある人

クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、慢性的な下痢、脂肪吸収不全などがある場合、マグネシウムの吸収が低下しやすく、欠乏が起こる可能性があります。また、小腸(特に回腸)の切除歴がある場合には吸収効率が低下するほか、消化管からの喪失も増えるため、マグネシウム不足のリスクが高まると考えられています。

慢性的にアルコールを摂取する人

慢性的にアルコールを摂取する人は、マグネシウム欠乏に陥りやすいことが知られています。理由は複数の要因(アルコールによる食事摂取量の低下、嘔吐、下痢、脂肪便などの消化器異常など)が重なるためだと考えられています。また、アルコールが腎臓に影響を与え、本来必要なマグネシウムまで尿と一緒に大量に捨ててしまうことも原因の1つであるとされています。

2型糖尿病の人

2型糖尿病では、マグネシウム欠乏や尿中排泄量の増加が起こる可能性があるという論文がいくつか報告されています。これは、腎臓でのグルコース濃度の上昇により尿量が増加することに関係していると考えられています。
マグネシウム不足のリスクは、体質や生活習慣によって人それぞれ異なります。特に注意が必要なのは、上記の方々や高齢者です。これらの人々は、日々の食事からの摂取量が足りないと推測されており、さらに、病気や服用している薬の影響で、腸からの吸収が妨げられたり、尿として体外へ出る量が増えたりしやすい傾向にあり「入る量が少なく、出る量が多い」という状態が重なるため、健常者よりもマグネシウム不足に陥るリスクが高くなる可能性があると考えられています。

配信元: Medical DOC

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