カツオの出汁には何の効果がある?

かつお出汁には、うま味成分であるイノシン酸が豊富に含まれており、料理の風味を高める働きがあります。このうま味により、塩分を控えても満足感のある味に仕上げやすくなり、減塩の工夫に役立ちます。また、温かい出汁は食事の満足感を高める一因になると考えられていますが、食欲の調整や食べ過ぎ予防への効果については個人差があり、明確なエビデンスは十分とはいえません。そのため、あくまで食事を楽しみながら減塩をサポートする方法のひとつとして取り入れるのがおすすめです。
カツオに含まれる栄養素

たんぱく質
かつお/春獲り/生には100gあたり25.8gのたんぱく質が含まれています。魚の中でもトップクラスのたんぱく質量です。体内で合成できないアミノ酸(必須アミノ酸)が含まれるため良質のたんぱく質と言われています。
たんぱく質は、筋肉や臓器、皮膚、髪、骨などを作る主要な栄養素です。また酵素やホルモンなど体の機能を調節する役割も担っています。そのため、たんぱく質は体の調子を整えるうえで重要な栄養素です。
ビタミンB群
かつおにはビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB1は糖質の代謝に、ビタミンB2は脂質や炭水化物の代謝に、ビタミンB6はたんぱく質の代謝に関わり、三大栄養素をエネルギーに変える働きをサポートします。ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける働きがあります。
ビタミンB群は水に溶けやすく、体内に蓄積されにくいため、日々の食事からの摂取が大切です。
カリウム
かつお/春獲り/生には、100gあたり430㎎のカリウムが含まれています。カリウムはナトリウムとのバランスに関わり、体内の水分バランスを保つ働きがあります。また、筋肉の収縮・弛緩に関わるミネラルであり、不足すると筋肉の不調につながることがあります。
鉄
かつお/春獲り/生には、100gあたり1.9㎎の鉄が含まれています。かつおに含まれる鉄はヘム鉄で、比較的吸収されやすいことが特徴です。さらにビタミンCを含む食品と一緒に摂取すると吸収率が高まるとされています。
DHA、EPA
かつお/秋獲り/生には、n-3系脂肪酸であるEPAが400mg、DHAが970㎎含まれています。これらは体内でほとんど合成できないため、食事からの摂取が重要な脂質です。
DHAは主に脳や神経に多く存在し、EPAは血小板の凝集を抑えたり、炎症を抑えたりする働きがあります。また、どちらも中性脂肪を低下させる働きや脂質代謝の改善に関わることが知られており、血管や心臓の健康を支える栄養素です。

