「突然バットで殴られたような頭痛」で考えられる病気

突然発症し、短時間でピークに達する頭痛では、まず危険な二次性頭痛を除外することが重要です。自己判断で鎮痛薬を飲んで様子を見るのは危険な場合があります。
くも膜下出血
くも膜下出血は、このタイプの頭痛で最も注意すべき病気の一つです。突然始まり、すぐにピークに達する激しい頭痛が特徴です。
吐き気、嘔吐、意識障害、けいれんを伴うこともあります。数日前に突然の強い頭痛が先行することもありますが、その場合も「様子を見る」のではなく、すぐに救急受診が必要です。
脳動脈解離
脳動脈解離は、脳や首の血管の壁が裂ける病気です。後頭部や首の片側に、突然強い痛みが出ることがあります。
発症直後は頭痛だけでも、その後に脳梗塞やくも膜下出血を起こすことがあります。急な頭痛に首の痛みが重なる場合は、特に注意が必要です。
可逆性脳血管攣縮症候群
可逆性脳血管攣縮症候群では、激しい頭痛を数日から数週間の間に繰り返すことがあります。入浴、排便、運動、性行為、強い感情の変化などがきっかけになることもあります。
初期のCTやMRIで異常が目立たないこともあるため、「検査で異常がない」と言われても、雷鳴頭痛を繰り返す場合は再評価が必要です。
「危険な頭痛の見分け方」についてよくある質問

ここまで危険な頭痛の見分け方について紹介しました。ここでは「危険な頭痛の見分け方」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
くも膜下出血を疑う頭痛の特徴について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
くも膜下出血を疑う頭痛の特徴は、突然発症し、数秒から1分以内に痛みがピークに達することです。「バットで殴られたような痛み」「人生で最も強い頭痛」と表現されることもあります。
吐き気、嘔吐、意識障害、けいれん、首の硬さを伴うこともあります。これらの症状がある場合は、迷わず救急車を呼び、救急外来を受診してください。

