脳トレ四択クイズ | Merkystyle

「タイヤはなぜゴムじゃないの?」小5男子の直球質問に、トミカ担当者がガチで答えてくれた!

「パトカーのサイレンはなぜ光る?」5歳児からの直球質問

次に名乗りをあげたのは、最近5歳になったばかりのTくん。子どもならではの素直な気づきを、そのまま質問として投げかけました。

───トミカのパトカーのサイレンって、どうして光っているように見えるんですか?(Tくん・5歳) 

犬養さん いい質問ですね。サイレンの部分は、透き通ったプラスチックに色をつけて、光っているように見せているんです。

透き通っているので光が中に入り、反射してキラッと見えるんですよ。仕組みはとってもシンプルなんです。

質問したTくんと同じ5歳のRくんが、サイレンの部分をのぞき込んで確認中

吉原さん サイレンだけでなくて、そこに並んでいるジョブレイバーの剣も同じしくみです。

透き通ったプラスチックに色をつけ、光を反射させることで“光っている”感じを出しているんですよ。光らせたいパーツは、だいたいこの方法でつくっています。

こだわりがたくさん詰まった“マツダレッド”の裏エピソード

先の2人に続き、小5の息子も質問へ! 再現が難しそうな“赤色”に興味を持ち、トミカの色づくりにまつわる疑問をまっすぐ質問しました。

───マツダの“赤”はつくるのが難しいと聞きましたが、どうやってつくっているんですか?(息子・小5)

吉原さん おぉー、よく知っているね。マツダの赤は “マツダレッド” と呼ばれていて、マツダさんがとてもこだわっている色なんです。
その色に近づけるために、「どんな色がいいかな」と何度もテストを重ねながらつくっています。特にマツダレッドは難しいので、担当者が何度も試作品をつくって、ようやく“これだ!”という色にたどりつくんですよ。

マツダさんに限らず、どのメーカーさんの色も実はとても難しくて、最終的にはメーカーさんに実際に見てもらい、「トミカの色はこれでOKです」と言われて、ようやく商品にできます。

こちらの日産リーフのトミカも、かなりめずらしい色で、たくさん試してようやく完成したものなんです。一発でバシッと決まる色もあれば、時間をかけて少しずつ近づけていく色もあります。
小さなトミカでも、本物の色に近づけられるように、ひとつひとつ大事に仕上げているんです。

トミカに選ばれるクルマはどうやって決められているの?

質問の波に乗って手を挙げたのは、息子と同じ小5のHくん。たくさんの種類があるトミカを見て、「どうやって選んでるんだろう?」と気になって生まれた、素朴だけど大事な質問でした。

───どうやってトミカになるクルマを決めているんですか?(Hくん・小5)

犬養さん 実は、トミカはいつも120種類のラインナップを用意していて、その枠にどんなクルマを入れるかを毎月話し合って決めています。
はたらくクルマやスポーツカー、家族で乗るクルマなど、子どもたちがワクワクしながらいろいろ選べるように、タイプのバランスを見ながら選んでいくんです。
「救急車はみんな好きだから、次も入れようかな」など、手に取る子どもたちの姿を思い浮かべながら候補をしぼることもあります。
それに加えて、自動車メーカーさんから「このクルマをトミカにしてほしい」とお話をもらうこともあり、そのお願いが発売のきっかけになることも。
トミカのラインナップは、なんとなくではなく、いろいろな視点を重ねながら、多くの子どもたちに喜んでもらえるように丁寧に決めているんですよ。

小5息子が「いちばん聞きたかった質問」へ

毎月のようにトミカの新作発表をチェックしている息子。ずっと気になっていたことを聞いてみました。

───本物のクルマが発売されて、すぐトミカが発売されているように感じるのですが、それはどうやって実現しているんですか?(息子・小5)

吉原さん さっきも少しお話ししたように、私たちは自動車メーカーの人たちとお話しすることがたくさんあります。そこで「このクルマをトミカにしてほしい」とお願いされることもあれば、新しいクルマと同じタイミングで発売できるように、いっしょに考えることもあります。
みんなにワクワクしてもらえるように自動車メーカーさんとたくさん相談しているので、私たちは新しいクルマの情報を早めに教えてもらいながら、トミカづくりを進めているんですよ。
本物のクルマとほぼ同じタイミングでトミカを出せるのは、メーカーさんとの連携プレイがあるからなんです。

出席できなかった体験部メンバーからの声も質問に

当日は出席できなかったけれど、「これは聞いてみたい!」という声をたくさんいただいており、その想いもしっかり届けました。

───以前、ディズニーランドでトミカを見かけて購入したことがあります。トミカ史上、これはめずらしいというコラボ商品があったら教えてください(Kくんママ)

吉原さん たしかに、これまでさまざまなキャラクターとコラボしてきました。

ハローキティやドラえもん、ポケモン(ピカチュウ)など、人気キャラクターとの商品もたくさんあります。

キャラクターとのコラボトミカに夢中のこども記者たち

そんな中でも特にめずらしいのが、機動戦士ガンダムとコラボした「トミカ×機動戦士ガンダム」シリーズです。

ガンダムは、BANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)さんの商品。ふだんは別々におもちゃをつくっている会社同士なんです。こうしておもちゃメーカー同士が垣根を越えていっしょに企画することは本当に少ないので、このコラボは私たちにとっても特別な取り組みなんですよ。

最後に大人代表・筆者の疑問もぶつけてみた

質問がひと段落し、こども記者たちがワイワイ遊ぶそばで、筆者の質問もぶつけてみました。

───いちばん長く売れているトミカは、どれでしょうか?(あゆーや) 

吉原さん そうですね。いちばん長く売れているのは、1972年に発売した初代モデルを受け継ぎ、現在の商品名でもある「No.108 日野はしご付消防車(モリタ・スーパージャイロラダー)」です。

写真提供/タカラトミー

消防車をはじめ、救急車やパトカー、建機などの“はたらく車”は、いつの時代も子どもたちに大人気なんです。
はしごがグーンと伸びる仕掛けもついていて、遊びの楽しさが広がるのも長く愛されている理由のひとつです。

写真提供/タカラトミー

小さなお子さんが指をはさまないよう、はしごは“あえて外れやすい仕様”に。安全面にもきちんと配慮しながら、安心して長く遊べるように細かいところまで工夫してつくっています。

───息子が「タイヤがゴムだったら床を傷つけないのにな」と言ってました。タイヤは、なぜゴム製じゃないのでしょうか(あゆーや)

吉原さん タイヤにABS樹脂(硬めのプラスチック)を使っているのは、耐久性に優れているからなんです。お子さんにはたくさん転がして遊んでほしいので、丈夫で割れにくく、長く使っても劣化しにくい素材を選んでいます。毎日遊ぶことを前提に、安全性と耐久性のバランスを取った結果、今の素材がベストだと感じています。

取材を終えたこども記者たちの感想は?

こども記者たちは、やり遂げた喜びをにじませながら、次々に感想を聞かせてくれました。

楽しく遊べるだけじゃなく、安全性もちゃんと考えられていて、やっぱりトミカってすごいなと思いました(Kくん・小6)

楽しかったです! 持っていない色のアルファードがあるので、つくってほしいです(Tくん・5歳)

トミカのことをいっぱい知れてよかった! つくっている人たちの想いがいっぱい詰まっているんだなぁと感じました(息子・小5)

トミカのことがいっぱい知れておもしろかったし、実際に触れて楽しかったです(Hくん・小5)

楽しかった! また来たいです(Jくん・4歳)  

……(ニコッ)(Rくん・5歳)

Rくんは恥ずかしくてコメントこそ控えめでしたが、取材中に手元へ回ってきたトミカを見つめるキラキラの瞳。 その一瞬に、普段からのトミカ愛がしっかり感じられました。

特別な扉が開く? ごほうびは、歴史の宝箱をのぞくアーカイブ室ツアー

取材をがんばった“ごほうび”として、こども記者たちは特別に、タカラトミーの歩みをたどれる「アーカイブ室」に案内してもらうことに。

扉の向こうに広がっていたのは、1924年の創業から続く歴代のおもちゃがずらりと並ぶ、まさに“宝箱”のような貴重な空間。案内役は、広報課の立木さんです。

タカラトミーはブリキのおもちゃづくりからスタートし、素材の変化を経て、1959年に“青いレール”のプラレールの原型を誕生させました。
おじいちゃん・おばあちゃんの時代に発売されたレールは今も形が変わらず、現行のレールと同じ規格――そんな驚きの歴史が続いているのだそうです。
1967年生まれのリカちゃんも、タカラトミーを語るうえで欠かせない人気のおもちゃ。

写真のいちばん左が初代リカちゃんで、今では4代目。代ごとに少しずつ顔立ちが変わっていくのがとってもおもしろいんです。

そして、立木さんが指した先には初代のトミカが!

“これが最初の一台なんだ……”と、思わず息をのむ特別な瞬間。子どもたちもガラスケースにぐっと近づいて、食い入るように見つめていました。

プラレール、トミカ、リカちゃん──。半世紀以上も子どもたちの心をつかみ続ける、この“伝説級”のロングセラーぶりには圧倒されます。
その先には「特装合体ロボ ジョブレイバー」など近年のアイテムまでずらりと並び、タカラトミーの歩みを一気に見渡せる展示でした。

親子の「ママ、これで遊んでたよ」「あ、これ家にもあるね」という声があちこちで弾んでいました。

大人も思わず前のめりになったのが、トミカ発売30周年を記念して2000年に限定100台でつくられた「純金トミカ」。

定価は100万円。それでも、純金そのものの現在の価値を思うと……「買っておけばよかったよね」と大人たちから本音がこぼれていました(笑)。

まとめ

今回、念願だったタカラトミーさんでトミカ担当者のお話を伺うことができ、まさに親子で“夢がかなった”ひとときとなりました。貴重な機会をくださったタカラトミーさんには、心から感謝しています。

取材では、こども記者たちが自分たちの素朴な疑問をまっすぐにぶつけたことで、「なるほど!」と大人もいっしょに発見できる瞬間がいくつも生まれました。トミカって手のひらサイズなのに、なんであんなにワクワクするんだろう──。その答えのかけらを、今回の取材で親子で見つけられた気がします。

息子も「やっと行けたね。楽しかった!」と満面の笑みを見せ、帰り道までずっと余韻を語り続けていました。

取材直後に購入したトミカのリアウイングに触れながら、「触っても痛くないよ。小さい子が触っても安全だね」とつぶやいた息子。その姿に、体験が心に刻まれたことを実感

参加した保護者の方からは、「タカラトミーはみんなの夢! 私も行きたかったんです……! 実現してくれて本当にありがとうございます。一生の思い出です。子どもたちも大興奮でした」という声も寄せられました。
また、取材中には緊張から「もう帰る」と言ってしまう場面もありましたが、帰り道では「また行きたい」と話していたというお子さんも。子どもたちの素直な反応が、この体験が確かに心に残った証のようでした。

みんなでこの場に立てた喜びを改めて感じつつ、この体験が親子それぞれの胸に、大切な思い出として残っていけばうれしい限りです。

© TOMY

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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あゆーや/アソンデミエータこの記事の執筆者あゆーや/アソンデミエータ10歳男の子のママ。書籍編集者時代の自らのさまざまな体験を通して、実体験こそが一生の財産になると考え、息子にも新たな体験をさせようとお出かけする日々。そのなかでも、実際に息子が喜んだお出かけ先や体験スポット、工場見学などの情報を発信しています。
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配信元: マイナビ子育て

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