あさりを食べる時の注意点

砂抜きをおこなう
あさりは砂の浅瀬にもぐりこむため、大量の砂が入っていることが多く、砂抜きが大切です。方法としては口が開いている、または簡単に開いてしまうあさりを取り除きます。次に重ならないようにざるに並べます。そこへ塩水を入れます。水1Lに対して約30gの割合が海水濃度の代用として使えます。明るいところではあまり砂抜きを行わないため、密閉しないように蓋をして光を遮ります。その状態で4〜8時間ほど放置します。適温は15〜20℃くらいです。調理直前にはぬめりを取るため流水で洗ってから使用してください。
貝毒やノロウイルスに注意する
あさりは、海中のプランクトンを取り込む過程で有害物質を体内に蓄積し、「貝毒」を持つことがあります。これは特定の季節に限られるものではなく、海域やその年の環境条件によって発生状況が異なるため、潮干狩りを行う際には、行政や漁協が公表している貝毒検査の情報を事前に確認することが重要です。なお、貝毒は加熱しても分解されないため注意が必要です。また、あさりなどの二枚貝はノロウイルスを保有している場合があり、十分な加熱(中心部85〜90℃で90秒以上)を行うことで感染リスクを低減できます。スーパーなどで販売されているあさりは、出荷前に検査や衛生管理が行われていますが、家庭でも適切な加熱調理を心がけることが大切です。
鮮度のよいものを選ぶ
新鮮なあさりを選ぶポイントは、口がしっかり閉じているかどうかです。口が開いているあさりは鮮度が落ちている可能性があります。パック詰めのあさりを購入する際には、中の水が濁っていないものを選びましょう。匂いも、鮮度がいいものは海の香りがしますが、鮮度がよくない場合、異臭を感じることがあります。その際には食べずに破棄してください。
あさりの栄養素を効率的に摂取する方法

煮汁も一緒に食べる
あさりに含まれるビタミンB12は、水溶性ビタミンのため、水に溶けやすい性質をもっています。煮汁と一緒に食べることでビタミンB12やうまみも味わうことができます。味噌汁、スープ、酒蒸しなどは、煮汁ごと食べることができます。
貧血対策
鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビンが減少し、貧血を引き起こすことがあります。貧血になると、息切れ、顔色不良、疲れやすさなどの症状が現れることがあります。あさりに含まれる鉄は非ヘム鉄であるため、ビタミンCを含む食品や動物性たんぱく質と一緒に摂取することで吸収率を高めることが期待できます。特に月経のある女性は、定期的な出血により鉄が不足しやすく、鉄欠乏性貧血のリスクが高いため、日頃から意識して鉄分を補うことが大切です。
ビタミンC・たんぱく質と摂取する
あさりに含まれる鉄分は、食べても体に吸収されにくいといわれています。吸収力を高めてくれる栄養素に、ビタミンCや動物性たんぱく質があります。クラムチャウダーは、ビタミンCを含んだじゃがいも、動物性たんぱく質のベーコン、牛乳も使用しており、効率よく摂取できる料理のひとつです。
酢と一緒に摂取する
酢には、酢酸が含まれています。酢酸はカルシウムを溶けやすくする働きがあります。したがって、カルシウムの吸収率アップが期待できます。わかめとキュウリなどの酢のものにあさりをプラスしてみてはいかがでしょうか。

