ナトリウムの効果

身体の水分バランスの維持
私たちの身体は約60%が水分ですが、その水分を調整しているのがナトリウムの役割です。ナトリウムには水分を蓄える力があります。ナトリウムが不足すると体液バランスが崩れ、水分の保持がうまくいかなくなることがあります。特に大量の発汗時に水分だけを補給すると、体内のナトリウム濃度が低下し、めまいや倦怠感などを引き起こす原因となる場合があります。
神経伝達や筋肉の収縮をサポート
ナトリウムは、脳からの指令を神経で伝えたり、筋肉を動かしたりするのに必要なミネラルです。神経細胞の膜をナトリウムが出入りすることで、電気信号が次へと伝わっていきます。これにより、意識せずとも心臓の拍動や筋肉の収縮を正常に保つサポートをしています。そのため不足すると、だるさや筋肉の働きの低下につながることがあります。
栄養素の吸収をサポートする
食事から摂った栄養素(糖質が分解されたブドウ糖やアミノ酸など)を、小腸などで効率よく吸収するためにはナトリウムが深く関わっていると考えられています。栄養素が細胞の中に取り込まれる際に、ナトリウムが「運び屋(キャリー)」のような役割を果たして、栄養素と結びついて一緒に細胞内へと入り込みます。例えばスポーツドリンクにブドウ糖とナトリウムがバランスよく配合されているのは、単に味を整えるためだけではありません。ナトリウムの働きを借りてエネルギー源となる糖質(ブドウ糖)や水分の吸収をスムーズにサポートするための一助となっています。
ナトリウムの多い食品

インスタントラーメン
インスタントラーメンは製品にもよりますが、一食(約100g)当たり2500〜2700mgのナトリウム(食塩相当量6.4g〜6.9g)が含まれています。これは成人女性の一日の目標量以上に相当する量になります。ナトリウムはスープに多く含まれているので、スープを残すことで摂取量を約半分程度に減らすことが可能です。また、キャベツやほうれん草などの野菜を一緒に摂ることをおすすめします。野菜の中に含まれているカリウムには、余分なナトリウムの排出をサポートする働きがあると考えられています。
梅干し
塩漬け梅干し1個(約20g)には1400mgのナトリウム(食塩相当量3.6g)が含まれています。梅干しには疲労回復に役立つクエン酸をはじめ、たくさんの栄養素が含まれていますが、過剰摂取には注意が必要です。和え物や炒め物、チャーハンなどに入れると余分な調味料を使わずに減塩することにも繋がります。
インスタント味噌汁
インスタント味噌汁(約6g)には486mgのナトリウム(食塩相当量1.2g)が含まれています。朝食やお弁当のお供に、時短になり便利な食品です。熱湯を注ぐときに乾燥わかめや冷凍オクラをプラスすると、カリウムや食物繊維が余分なナトリウムの排出を助ける働きが期待できます。

