グルタミン酸ナトリウムの多い食品

グルタミン酸ナトリウムとは?
私たちの体を作るたんぱく質は「アミノ酸」からできていますが、そのアミノ酸の一種である「グルタミン酸」に、水に溶けやすくするための「ナトリウム」がくっついたものがグルタミン酸ナトリウムです。また、もともと自然界に存在する成分なので、私たちは普段の食事からも自然に摂取しています。
料理に「コク」や「深み」を与えます。うま味がしっかりしていると、塩分が少なくても満足感を得やすいため、トータルの塩分摂取量を抑える工夫に使えます。
「うま味調味料」は、サトウキビなどを発酵させて作られることが多く、国際的な機関(JECFA:合同食品添加物専門家会議)でも安全性が認められています。しかし何にでも入れ過ぎると、すべての料理が同じ「うま味調味料の味」になってしまい、素材本来の繊細な風味を損なうことがあります。減塩に役立つ一方で、加工食品や外食には多量のグルタミン酸ナトリウムが使われていることが多く、味の濃いものに慣れてしまうことで、結果的に塩分やエネルギーの高い食事を選びやすくなるという懸念があります。必要に応じて使う量や頻度を工夫すれば、保存もきくので便利です。
グルタミン酸ナトリウムの多い天然食品
昆布は天然のグルタミン酸が最も多く含まれる食材の代表格です。日本の「だし文化」の核であり、乾燥させた昆布の表面に見られる白い粉のようなものも、うま味成分の一部です。だしをきちんと摂ることでうま味が増して、余分な調味料をプラスすることもなくなります。
グルタミン酸ナトリウムの多い加工食品
トマトケチャップやトマトピューレは生のトマトよりも、加工・濃縮された状態の方が100gあたりの含有量は多くなります。トマトを加熱したり、ソースにしたりすると美味しく感じるのは、このうま味成分が濃縮されるためです。
ナトリウムを過剰摂取すると現れる症状

むくみ
ナトリウムは水分を取り込む性質があることから、摂り過ぎるとむくみを生じる可能性があります。これは血管の外側に余分な水分が溜まりやすくなるためです。「朝起きたら顔がパンパンになっている」「夕方に靴がきつく感じる」といった症状が、自覚しやすい変化として挙げられます。
のどの渇き
脳が「血液中の塩分が濃すぎる」と判断し、水分を摂るように促すメカニズムが働きます。しょっぱいものを食べた後に水をがぶ飲みしたくなるのは、体が必死に濃度を調整しようとしているためです。
血圧への影響
血管の中の水分量が増えるため、血管の壁にかかる圧力が高まる要因となります。すぐには気付きにくいですが、血圧が高くなることで頭が重い感じや、肩こりのような違和感として現れることがあります。

