心筋梗塞の治療薬を服用中に気を付けること

自己判断で薬を中止したり減らしたりしてはいけません。特にアスピリンなどの抗血小板薬を急にやめると、ステントの中に血栓が詰まるステント血栓症を起こし、命に関わることがあります。抜歯や手術を予定しているときも、薬を止めてよいかを自分で決めず、事前に主治医や歯科医師へ相談する必要があります。
また、硝酸薬を使っている場合は、勃起不全治療薬や肺動脈性肺高血圧症治療薬であるPDE5阻害薬と一緒に使うことは禁忌です。急激な血圧低下を起こすおそれがあるため、必ず服薬内容を申告してください。
心筋梗塞の治療薬についてよくある質問
ここまで心筋梗塞の治療薬を紹介しました。ここでは「心筋梗塞の治療薬」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
心筋梗塞の治療薬は一生飲み続ける必要がありますか?
林 良典 医師
心筋梗塞の治療薬は、長期的に続けることが基本です。特に低用量アスピリンなどの抗血小板薬は、出血などの禁忌がない限り、生涯にわたって継続投与がすすめられます。スタチンやβ遮断薬、ACE阻害薬、ARBなども、再発予防や心不全の進行抑制を目的として長く使われることが少なくありません。薬を飲み忘れたらどうすればよいですか?
林 良典 医師
薬を飲み忘れたときの対応は薬の種類によって異なるため、あらかじめ主治医や薬剤師に確認しておくことが大切です。一般的には、飲み忘れに気付いた時点ですぐ1回分を服用し、次の服用時間が近ければ忘れた分は飛ばして、次回に1回分だけ飲みます。2回分を一度に飲んではいけません。

