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キャンプ場女児行方不明 母が振り返る“子どもの消えた家族”に起こる現実、中傷より苦しかった「正論」

キャンプ場女児行方不明 母が振り返る“子どもの消えた家族”に起こる現実、中傷より苦しかった「正論」

●捜索ボランティアに感謝しつつも…人間関係に疲弊

美咲ちゃんの行方を探す活動は、数年にわたって続いた。

警察が捜索活動を終了してからも、有志のボランティアが集まり、探し続けてくれた。多くは純粋に「美咲ちゃんを見つけたい」という思いからだったが、なかには「一旗あげたい」のではないかと感じさせる人もいたという。

活動の方針をめぐって人間関係の摩擦も生まれていった。

活動資金が尽きたとして、個人でクラウドファンディングを呼びかける人や、グループを去ってから批判を始める人もいたという。

美咲ちゃんの遺骨が発見され、とも子さんが捜索の終了を決断したときも、反対する人もいた。

「ボランティアで捜索に協力してくださる方の中には、過去に深い傷を負っている方もいます。善意には心から感謝していますが、精神的な不調からトラブルになるケースもありました。家族は、ボランティアとの関係にも気を配らなければならないことがあります」(とも子さん)

●霊能力者、スピリチュアル、その支持者…苦しむ家族につけこむ人々

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子どもがいなくなったとき、家族は冷静さを失う。わずかな可能性にも、すがろうとする。

霊媒師、占い師、スピリチュアル──。「美咲ちゃんの居場所を知っている」「助けてあげる」と連絡をしてくる人が相次いだ。さらにその支持者や知人らしき人が「この人に見てもらったら絶対に助かるから」と強く勧めてくるケースも後を絶たなかった。

とも子さん自身も、普段なら絶対に関わることのない「霊能力者」の言葉に耳を傾けたことがある。しかし、どれだけ動いても成果はなかった。やがて「霊能力者やスピリチュアルをお断り」と公表するようになる。

なかでも最悪だったのは、霊視や占いの結果と称して「苦しい、助けてと美咲ちゃんが言ってる」などとネガティブなメッセージを送りつけてくる人たちだ。それが家族にとって、何かプラスになることはひとつでもあるだろうか。

注目される事件は、自称能力者にとって「名前を売る機会」にもなる。さらにメディアが無批判にコメントを求めることで、非科学的な存在にお墨付きを与えてしまう危うさもある。

「霊能力者の言葉を否定するために、ボランティアさんに地面を掘り起こしてもらったこともありました。でも、何も出てきませんでした。彼らの言葉はまったく役に立たなかったし、ただ時間の無駄でした。話題の事件に関わって名前を売りたかったのではないかと感じています」(とも子さん)

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