点眼薬にかかる費用の目安
白内障の経過観察中には、進行を緩やかにすることを目的とした点眼薬が処方されることがあります。代表的なのはピレノキシン(ぴれのきしん)点眼液(商品名:カリーユニ等)とグルタチオン(ぐるたちおん)点眼液(商品名:タチオン等)です。いずれも初期老人性白内障を対象とした薬剤ですが、水晶体の混濁を治して視力を元に戻すものではなく、進行を遅らせることを目的としたものです。
薬剤名(主な製品名)種類1本の容量1ヶ月の使用量3割負担の目安(薬価分)
ピレノキシン点眼液(カリーユニ等)先発品15mL1〜2本約100円/月
ピレノキシン点眼液(後発品各種)後発品5mL1〜2本約40〜60円/月
グルタチオン点眼液(タチオン等)先発品溶解型1〜2回分約80円/月
※上記はあくまで目安です。受診する医療機関や検査内容・投薬内容により異なります。
※費用・使用量は薬価のみの目安です。薬価は改定により変わることがあります。
※上記に加え、調剤料・調剤管理料などで1回あたり300〜500円程度の負担がかかることがあります(長期処方・リフィル等で変動します)。
点眼薬は症状や種類によって用法が異なり、薬価+調剤料を合わせた月々の目安はおおむね400〜850円程度です。後発品(ジェネリック医薬品)に切り替えると、同一の有効成分で費用を先発品の半額以下に抑えられる場合があります。希望する場合は処方の際に医師や薬剤師に相談してみてください。
費用を抑えるためにできること
白内障の経過観察にかかる費用は、工夫次第で抑えることができます。
まず、ジェネリック医薬品(後発品)の活用です。白内障の点眼薬には複数の後発品が発売されており、先発品と同一の有効成分で同等の効果が期待できます。薬剤師や医師に相談して後発品への切り替えを検討してみてください。
次に、受診する医療機関の選び方です。200床以上の病院などで、紹介状なしに初診受診すると、初診料とは別に選定療養費(せんていりょうようひ)としておおむね7,000円前後がかかることがあります(施設により異なります)。経過観察の定期再診では通常かかりません。手術前の定期通院は、かかりつけの眼科クリニックで行い、手術が必要になった時点で病院への紹介状を書いてもらう流れが、費用面でも効率的です。
また、1年間の医療費を合算して医療費控除として確定申告すると、税金が還付される可能性があります。点眼薬代・診察代のほか、通院に要した公共交通機関の交通費なども対象になり得ます(後述)。詳しくは次の公的制度の項目をご覧ください。

