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【不眠と治療費用】不眠で病院に行くといくらかかる?初診・検査・治療費の目安をわかりやすく解説

【不眠と治療費用】不眠で病院に行くといくらかかる?初診・検査・治療費の目安をわかりやすく解説

主な検査・診断方法の違い

不眠の原因を特定するための検査は、症状の重さや疑われる疾患によって異なります。すべての患者さんに検査が必要なわけではなく、問診だけで診断がつく軽度の不眠症も多くあります。一方で、睡眠時無呼吸症候群や概日リズム睡眠障害(がいじつリズムすいみんしょうがい)が疑われる場合は、専門的な検査が必要です。
概日リズム睡眠障害とは、体内時計のリズムがずれてしまい、社会生活のスケジュールに合わせた時間帯に眠れなくなる状態のことです。たとえるなら、体の中の時計が数時間ズレたまま動き続けている状態です。

検査方法内容自己負担の目安(3割)主な対象疾患

問診・診察のみ生活習慣・睡眠状況・ストレス背景を詳しく確認なし(診察料のみ)軽度の不眠症・適応障害

血液検査甲状腺機能・貧血など身体疾患を除外する900〜2,400円甲状腺疾患・貧血・糖尿病 等

簡易睡眠検査(アクチグラフィー)手首装着型センサーで自宅にいながら睡眠サイクルを計測1,500〜3,000円概日リズム睡眠障害・不眠症

PSG(終夜睡眠ポリグラフ)専門施設で脳波・呼吸・体動を同時に一晩かけて記録する精密検査20,000〜50,000円(1泊)睡眠時無呼吸症候群・てんかん 等

※上記はあくまで目安です。受診する医療機関や検査内容・投薬内容により異なります。

PSG(終夜睡眠ポリグラフ)は最も精度の高い睡眠検査で、脳波・心電図・呼吸状態・体動を同時に一晩記録します。睡眠時無呼吸症候群の診断には保険適用で実施可能ですが、入院が必要なため費用が高めになります。後述する高額療養費制度を活用することで、自己負担の上限が設けられ費用を抑えることができます。

治療の流れと月々の継続費用

不眠の治療は、まず「睡眠衛生指導(すいみんえいせいしどう)」と呼ばれる生活習慣の改善から始まります。就寝・起床時間を一定にすること、寝る前のスマートフォン使用を控えること、カフェインや飲酒を制限することなど、薬を使わずに睡眠環境を整える方法です。軽度の不眠はこれだけで改善するケースも多くあります。
改善が見られない場合には、薬物療法や認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)が加わります。認知行動療法(CBT-I)とは、不眠に対する誤ったものの考え方や行動パターンを修正する心理療法で、睡眠薬に頼らずに不眠を根本から改善できる治療法として世界的に推奨されています。週1回程度のセッションを6〜8週間継続するのが標準的な流れです。ただし、認知行動療法(CBT-I)は実施している医療機関が限られます。保険適用の有無や費用は医療機関によって異なるため、事前に確認が必要です。
薬物療法で処方される睡眠薬は、近年、依存性が比較的低いとされる「オレキシン受容体拮抗薬(じゅようたいきっこうやく)」(レンボレキサント・スボレキサントなど)や「メラトニン受容体作動薬」への切り替えが進んでいます。以前から使われてきたベンゾジアゼピン系(けい)の睡眠薬は効果が強く依存性リスクがあるため、長期服用は避けることが推奨されています。

治療の段階主な治療内容月々の自己負担目安(3割)

生活指導のみ睡眠衛生指導(就寝時間・光・カフェイン管理など)再診料のみ:約500円〜

薬物療法睡眠薬・抗不安薬・メラトニン受容体作動薬の処方再診料+薬代:約1,000〜3,000円

認知行動療法(CBT-I)不眠に対する思考・行動パターンを修正する心理療法約2,000〜5,000円(保険適用の場合)

精神科・心療内科(月1〜2回通院)定期診察+処方管理。状態に合わせて薬の種類・量を調整月2,000〜12,000円程度

※上記はあくまで目安です。受診する医療機関や検査内容・投薬内容により異なります。

配信元: Medical DOC

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