叱られてでも注目されようとする
叱られると知って問題を起こしているのであれば、叱られれば注目されることを学びます。叱られたくないでしょうが、叱られてでも注目されたいと思うのです。そのような子どもは叱ったのにいうことを聞かないのではなく、叱るからこそ問題行動をするようになります。親が一番困ることを一番困るタイミングで仕掛けてきますから、多くの親は叱らずにはいられませんが、叱られたい子どもを叱ることにあまり意味はありません。叱られるとその場ではやめてもまた同じことを繰り返すのは、適切な行動をしていても注目されないからです。
ほめられて育つとほめられないと気がすまなくなる
適切な行動をした時に注目されないとなぜ不満なのかは次章で見ますが、ほめられて育つとほめられないと気がすまなくなるのです。難しい問題がありますが、適切な行動に適切に注目したら、やがて問題行動をしなくなります。適切な行動に注目するというのは既に見たように、貢献に注目することです。適切な行動をした時はもとより生きていることで他者に貢献していることを教えたら、問題を起こしてまで注目されようとしなくなります。子どもの視点からいえば、普通にしていてもいいと思えることには勇気がいります。
叱ることで問題行動をやめさせることはできません。闇が光を当てたら消えるように、適切な面に注目しなければなりませんし、適切な面に注目するというのは、子どもの行動、さらには存在が他者に貢献していることを教えることです。

