「おはよう日本」元NHK副会長・今井義典さんが死去。心不全の背景となった「拡張型心筋症」の初期症状・末期症状を医師が解説

「おはよう日本」元NHK副会長・今井義典さんが死去。心不全の背景となった「拡張型心筋症」の初期症状・末期症状を医師が解説

拡張型心筋症の主な原因

拡張型心筋症の明らかな原因は、現在でもよくわかっていません。
ただ、最近ではウイルス感染や自己抗体の異常、遺伝など、いくつかの原因があることが分かってきています。

ウイルス感染

拡張型心筋症と診断された患者の心臓組織から、ウイルスのゲノムが検出され多とする報告もあります。特にコクサッキーウイルスやアデノウイルスなどの感染が、影響している可能性が疑われるが、まだ確立されていないのが現状です。

自己免疫の異常

本来体を守るための免疫系の異常が生じることで、自分の体内の組織に対して障害が生じてしまい、心機能低下を引き起こしている可能性が指摘されています。
ただ、報告によって自己抗体の検出率に大きな差があるため、どの程度これらの機序が影響しているかはよくわかっていません。

遺伝

拡張型心筋症と診断された患者の、5%程度が近親者にも拡張型心筋症の患者がいることが明らかになっています。これらの家族性発症がある拡張型心筋症のうち、20%には心臓の筋収縮にかかわる遺伝子変異があることが報告されています。

拡張型心筋症になりやすい人の特徴

拡張型心筋症は原因がはっきりしていないため、何がこの病気を引き起こすのかははっきりしていません。現時点で、関連がありそうな要因としては以下のようなものがあります。

家族内に拡張型心筋症患者がいる

日本の報告でも、拡張型心筋症と診断された患者の5%は家族内発症があり、遺伝子変異が生じやすい可能性も指摘されている。そのため、家族内に拡張型心筋症の患者がいる場合には、定期的な健診などのフォローが重要となります。

生活習慣がみだれている人

拡張型心筋症の直接的な要因となるかははっきりしていませんが、心疾患は不適切な生活習慣によって引き起こされることが多いため、生活習慣には注意が必要です。
高血圧などの生活習慣病の管理や、塩分やカロリーの取りすぎ、喫煙、過度の飲酒、肥満、運動不足、不規則な生活リズム、過度のストレスなどは心不全の原因となるさまざまな病気を引き起こすため、注意が必要です。

配信元: Medical DOC

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