制限の突破方法を友人から仕入れて実行。あまりに酷いときはスマホ自体を取り上げて「応戦」
スマホを持たせてからほどなく、親が設定した制限が機能しなくなる事態が起きます。息子さんが、制限の突破方法をその手のノウハウに詳しい友人から情報を仕入れ、実行に移していたのです。
「あまりに酷い場合はスマホ自体を取り上げたりと、こちらも応戦しました」と彼女。設定を強化すれば突破され、取り上げれば反発される——そんないたちごっこが続くことになりました。
子どもたちの情報共有ネットワークは親の想像をはるかに超えており、技術的な制限だけでは限界があることを痛感させられる出来事でした。
「周りは重課金させてくれる家が多いのに」——納得できなかった息子、転機は友人たちの末路だった

課金問題も避けては通れませんでした。ファミリー共有の設定で勝手な課金こそ防いでいたものの、息子さんの周囲には子どもに重課金させる家庭が多く、「なんでうちはダメなの」という不満を抱えていたそうです。
ところが学年が進むにつれ、状況が変わっていきます。重課金させてもらっていた家庭の子どもたちが、スマホ依存によって不登校になったり、退学や進級が危ぶまれるほど成績が低下するケースが出てきたのです。
「本人はそれを見ながら、次第に重課金後の人生の大変さを思い知ったようで、課金したがらなくなりました」と彼女。親がいくら言葉で伝えても届かなかったことが、現実として目の前に現れたとき、息子さん自身の中で何かが変わったのかもしれません。
