豆乳以外でコレステロールに効果がある生活習慣は?
コレステロールに効果がある生活習慣は、肥満の解消とバランスの良い食事、運動不足の解消です。カロリーや脂質の過剰摂取はコレステロールが高くなる原因の一つです。脂質の中でも、飽和脂肪酸やコレステロールの摂取が多いとコレステロールが高くなりやすいといわれています。エネルギーや脂質の摂取を適正量にしましょう。また、肉類や乳製品は飽和脂肪酸を多く含みます。肉類を魚や大豆製品に置き換える、乳製品は低脂肪や無脂肪に換えることがおすすめです。また、食物繊維はコレステロールの吸収を阻害する働きやコレステロールを排出しやすくする作用があります。主食を全粒粉のものに置き換えたり、野菜や海藻、きのこなどの摂取を増やしましょう。食事以外では、運動不足を解消することです。運動の目安としては、ウォーキングなどの有酸素運動を1日30分以上、週3回以上行うことが推奨されています。食事療法と運動療法がコレステロール改善の基本です。投薬治療の目安は、食事や運動では改善が見られなかったり、LDLコレステロールが180mg/dL以上の場合、他の生活習慣病や腎臓病、脳血管疾患などの合併症の有無があるかにより薬物療法を考慮します。
「豆乳とコレステロール」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「豆乳とコレステロール」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
悪玉コレステロールが気になるとき、豆乳は効果がありますか?
<伊藤 陽子(医師)
豆乳にはさまざまな栄養素が含まれます。その中でも大豆たんぱく質やイソフラボンなどの栄養素はコレステロールの合成や排出に影響するといわれています。豆乳は食品です。豆乳を摂るだけで数値を改善することは難しいでしょう。食事のバランスの見直しなどと併せて摂り入れることをおすすめします。
コレステロールだけでなく、中性脂肪も豆乳を飲むことで良くなるのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
豆乳は、コレステロールや中性脂肪を下げる効果があるという報告があります。豆乳は糖質を含み、調整豆乳では糖質を添加しているものもあります。糖質の過剰摂取は中性脂肪を上げる原因の一つです。他の食品とのバランスを考えて、糖質の過剰摂取にならない範囲で摂取しましょう。
健康のために豆乳を飲み続けることのメリット・デメリットを教えてください
伊藤 陽子(医師)
豆乳を飲み続けることのメリットは、コレステロール・糖代謝の改善や骨粗鬆症・前立腺がんの予防効果が期待されています。デメリットは、摂取する量によってはカロリーオーバーになる可能性があることです。乳がんについては、豆乳を摂取することで予防効果が期待される一方、発症や再発を高める可能性があるという両方の報告があり、現在のところはっきりと判明していません。
血中のコレステロール値が低い人は豆乳を飲まない方がいいですか?
伊藤 陽子(医師)
コレステロール値が正常範囲の人を対象にした研究では、コレステロールの低下はみられなかったと報告されています。一日200ml程度の摂取であればコレステロールが下がりすぎることはほとんどないと考えられます。コレステロールが低くなる疾患がある場合は、豆乳の摂取について医師に確認しましょう。
まとめ
豆乳を継続して飲むことで、コレステロールを下げる効果が期待できるという報告があります。特定保健用食品に登録されている豆乳もあります。しかし、豆乳は食品です。豆乳を飲むだけですぐにコレステロールを改善することは難しいでしょう。食事や運動など、コレステロール改善のための基本的なことを実践したうえで、豆乳を摂り入れることをおすすめします。
「コレステロール」の異常で考えられる病気
「コレステロール」から医師が考えられる病気は7個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
腎臓系の病気
腎臓系
ネフローゼ症候群内分泌・代謝系の病気
内分泌・代謝系
脂質異常症糖尿病甲状腺機能低下症クッシング症候群肝臓・胆道系の病気
肝臓・胆道系
閉塞性黄疸
偏った食生活や肥満など、生活習慣が原因で、体内のコレステロールのバランスが崩れ、脂質異常症は起こりやすくなるといわれています。しかし、続発性脂質異常症といって、病気が原因でコレステロール値に異常が現れる場合もあります。コレステロール値の異常を指摘されたら、早めに医療機関を受診しましょう。
「コレステロール」に関連する症状
「コレステロール」に関連する症状は5個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
皮膚に黄色腫ができる
アキレス腱の肥厚
角膜輪ができる
身体や顔の麻痺
胸痛コレステロールが異常値でも、多くの場合はすぐには症状が現れません。コレステロールの異常値が持続すると、動脈硬化を進行させるリスクになります。動脈硬化の進行は、心疾患や脳卒中を発症する恐れがあります。コレステロール値の異常を指摘されたら、早めに医療機関を受診しましょう。
参考文献
Eslami O, et al. Soy milk: A functional beverage with hypocholesterolemic effects? Complement Ther Med. 2019.
LDLコレステロールが高めの方|「健康食品」の安全性・有効性情報
日本食品標準成分表. 増補2023年. 豆乳
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