「パクチーの食べ過ぎ」で現れる”3つの症状”はご存じですか?管理栄養士が解説!

「パクチーの食べ過ぎ」で現れる”3つの症状”はご存じですか?管理栄養士が解説!

パクチーに含まれる栄養素

パクチーに含まれる栄養素

各栄養素の含有量は「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」に収載されている「コリアンダー(葉・生)」を参照しています。

ビタミンK

パクチー100gにビタミンKは190μg含まれています。ビタミンKは脂溶性ビタミンの一種で、正常な血液凝固能を維持する栄養素です。また、骨の健康維持に関わる栄養素としても知られています。ビタミンK1(フィロキノン)は植物性食品に含まれており、パクチーにも豊富に含まれています。

ビタミンC

パクチー100gにビタミンCは40mg含まれています。ビタミンCは水溶性ビタミンの一種で、コラーゲンの合成・保持に必要な栄養素です。また、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素とされており、体内で発生する活性酸素から細胞を保護する働きに関与しています。さらに、鉄の吸収を促進する作用もあることが知られています。

モリブデン

パクチー100gにモリブデンが23μg含まれています。モリブデンは人体の成分として必要な微量ミネラルの一種で、体内では複数の酵素の構成成分として働いています。特に、プリン体の代謝に関わる酵素を助ける役割が知られています。主に豆類やレバーなどに多く含まれていますが、パクチーのような野菜からも摂取できます。通常の食生活で不足することは少ない栄養素ですが、健康維持のためにはさまざまな食品からバランスよく摂取することが重要です。

カリウム

パクチー100gにカリウムが590mg含まれています。カリウムは人体の成分として必要な多量ミネラルの一種で、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあります。また、神経や筋肉の興奮伝導に関わっており、体液のpHバランスを保つ役割も果たしています。

不溶性食物繊維

パクチー100gに食物繊維は4.2g含まれており、そのうち3.3gが不溶性食物繊維です。食物繊維は、人の消化酵素の作用を受けずに小腸を通過して大腸まで達する成分です。不溶性食物繊維は水に溶けにくく保水性を持ち、腸内の通過を促す役割が強いとされています。

パクチーを食べ過ぎて現れる症状

パクチーを食べ過ぎて現れる症状

消化器症状

パクチーに含まれる不溶性食物繊維は、おなかの調子を整える働きに関与する栄養素ですが、過剰に摂取すると胃腸に負担をかけることがあります。特に胃腸の弱い方や、消化機能が低下している時に大量に食べると、腹痛や下痢、あるいは便秘を悪化させる場合があります。

アレルギー症状

パクチーはセリ科植物のため、体質によってはアレルギー症状が現れることがあります。食べ過ぎに限らず、口の中のかゆみ、じんましん、喉の違和感などが起こる場合があります。特に同じセリ科のニンジンやセロリ、キク科のよもぎ(交差反応)などでアレルギー症状を経験したことがある方は注意が必要です。

体臭が変化する可能性

「パクチーを食べると体臭が強くなる」という話はありますが、現時点でヒトを対象にした明確な科学的根拠は限定的です。ただし、パクチーには揮発性の香気成分が含まれており、にんにくや香辛料と同様に、摂取後に呼気や汗へ影響する可能性は考えられています。個人差も大きく、体質や摂取量によって感じ方が異なるとされており、現時点ではパクチー特有の香り成分が直接体臭を強くすることを明確に示したエビデンスは少ないといえます。

配信元: Medical DOC

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