金村(かねむら)
みいちゃんがキャバクラ退店後に移籍した、新大久保の夜の店の責任者。スキンヘッドと福耳、恵比須顔が特徴。店長とは旧知の仲であり、みいちゃんを笑顔でおだてながら、他の女性従業員からはNGが出ている悪質な客ばかりをあてがっていた。彼女が計算できないことを承知の上で給料をピンハネして横領し、客からの不適切な要求も強要させるなど、作中屈指の悪辣な搾取を行っていた。 親しみやすい容姿とは裏腹に、みいちゃんを精神的にも肉体的にも徹底的に食い物にした、作中最も純粋な悪意の象徴。山田によってみいちゃんが店を強制的に無断退職(飛んだ状態に)させられたが、夜の業界においてキャストが飛ぶのは珍しいことではない。自身の違法行為の数々をみいちゃんに知られているとはいえ、金村は彼女のことを計算もできない「バカ」だと完全に見下しており、警察に駆け込むような危険な存在だとは到底思っていないはずだ。そのため、わざわざ報復や口封じのために宮城まで出向いて殺害に及ぶとは考えにくい。東京編の時点では不気味な犯人候補として読者から警戒されていたが、物語の舞台が宮城へ移行した現状においては、彼もすでに犯人候補から外れているとみていいだろう。

