「女性ホルモン」が低下すると「肌」にどんな特徴が現れるかご存知ですか?【医師解説】

「女性ホルモン」が低下すると「肌」にどんな特徴が現れるかご存知ですか?【医師解説】

女性ホルモンと肌の関係性とは?

女性ホルモンと肌の関係性とは?

女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、皮膚の厚みや水分量、コラーゲン量の維持などに関与していると考えられています。
皮膚にはエストロゲン受容体が存在しており、女性ホルモンは表皮や真皮に作用します。そのため、女性ホルモンの分泌量が低下すると、乾燥やシワ、たるみなどの肌変化が起こりやすくなる可能性があります。

女性ホルモンのバランスが崩れると肌トラブルを引き起こす原因

女性ホルモンのバランスが崩れると肌トラブルを引き起こす原因

女性ホルモンの変化は、肌の構造や機能にも影響すると考えられています。ここでは、女性ホルモンの低下によって起こる可能性がある皮膚の変化について解説します。

表皮が薄くなる

皮膚の一番外側には表皮という構造があり、外部刺激や乾燥から体を守るバリア機能を担っています。この表皮は加齢によって薄くなることが知られています。一方、その部分に女性ホルモンを塗布すると、皮膚の厚さが保たれることも報告されています。エストロゲンに反応し、表皮ケラチノサイトの有糸分裂活性が増加することも実証されています。
年齢を重ねるなどで女性ホルモンのバランスが乱れると、表皮が薄くなり肌トラブルにつながる可能性があるといえます。

光老化に対する保護作用が低下する

紫外線によるダメージは、シミやシワ、たるみなどの「光老化」を引き起こす原因のひとつです。
エストロゲンには、紫外線によるダメージから皮膚を守る働きがあるのではと考えられています。女性ホルモンが低下すると、この保護作用も弱まり、紫外線による肌への影響を受けやすくなる可能性があります。

皮膚のコラーゲン含有量が減る

コラーゲンは、肌のハリや弾力を支える重要な成分です。真皮に多く存在し、肌を内側から支える役割を担っています。
エストロゲンは皮膚のコラーゲン量を維持する働きに関与していると考えられています。そのため、更年期などで女性ホルモンが低下するとコラーゲン量も減少し、シワやたるみが目立ちやすくなる可能性があります。

エラスチンの合成力が低下する

皮膚の構造の一部として重要なものに、エラスチンという肌のハリや弾力を支えるゴムのような弾性線維タンパク質があります。これはコラーゲンを束ねて肌の深層(真皮)で「スプリング」の役割を果たし、しなやかさを保っています。
エストロゲンは皮膚やその他の体の組織でのエラスチン合成を調整する役割を担っています。そのため、閉経後などエストロゲンが低下するとエラスチンの含有量が減り、結果として肌の弾力低下につながる可能性があります。

ヒアルロン酸の合成力が低下する

ヒアルロン酸は、皮膚の水分を保つ働きを担う成分です。肌のうるおいやハリを維持するために重要な役割を果たしています。
エストロゲンは皮膚におけるヒアルロン酸の合成を増加させるように作用することが報告されています。更年期などでエストロゲンの分泌量が減少すると、この作用も低下しヒアルロン酸の合成力も低下すると考えられます。結果として皮膚のハリが失われ、シワや乾燥などの症状が出現するケースもみられます。

配信元: Medical DOC

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