編集部まとめ

重症筋無力症は、自己免疫の異常によって神経から筋肉への指令が伝わらなくなる病気です。適切な治療と生活の工夫でコントロールすることが可能です。
本記事で詳しく解説したとおり、重症筋無力症は抗AChR抗体や抗MuSK抗体といった自己抗体が原因で引き起こされる厚生労働省の指定難病です。多くの患者さんにおいて、免疫を司る胸腺の異常が発症の背景に存在しています。患者数は年々増加傾向にあり中高年や高齢の方の発症が目立つようになっています。
根本的な原因を完全に取り除くことは難しいものの、現在の医療では多様な治療法が確立されています。また、指定難病の特定医療費助成制度や、必要に応じて障害者手帳、介護保険制度などの公的支援を積極的に活用することで、経済的、精神的な負担を大きく軽減することができます。自分一人で抱え込まず、医師や看護師、医療ソーシャルワーカーなどの支援機関、そして家族と協力しながら、前向きに長期的な治療に向き合っていくことが大切です。
重症筋無力症と関連する病気
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する病気
胸腺の異常(胸腺腫、胸腺過形成や肥大)
甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)
関節リウマチそのほかの自己免疫疾患
重症筋無力症と関連する症状
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
筋力低下と易疲労性(疲れやすく、繰り返し動くと悪化し、休むと回復しやすい)
眼瞼下垂(まぶたが下がる)
複視(物が二重に見える)
話しにくい(構音障害)
飲み込みにくい(嚥下障害)
噛みにくい(咀嚼障害)
首や手足の筋力低下
夕方に悪化しやすい(日内変動)
日によって症状の強さが変わることがある
呼吸が苦しくなる(重症例)
参考文献
『重症筋無力症(指定難病11)』(難病情報センター)
『重症筋無力症 概要・診断基準等』(難病情報センター)
『Gravis病を合併した重症筋無力症の外科治療』(J-STAGE)
『重症筋無力症の疫学調査結果』(日本医事新報社)
- 「重症筋無力症の検査」で”氷をあてる”のはなぜかご存じですか?受診の目安も医師が解説!
──────────── - 「重症筋無力症」の”疲れやすさが悪化”するのは朝と夕方どちらか?医師が解説!
──────────── - 異常な全身疲労「重症筋無力症」の”3つの治療法”は?手術のケースや注意点も医師が解説!
────────────

