「お酒と血圧低下」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「お酒と血圧低下」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
高血圧の人がお酒を完全にやめるのではなく、一週間禁酒するだけでも健康上の効果は得られますか?
佐藤 浩樹 医師
短期間の禁酒でも、過度に活性化していた交感神経が落ち着くことで血圧の低下が期待できます。また、睡眠の質が向上するため、朝の目覚めが改善することも実感できるでしょう。
禁酒を継続すると、血圧以外にも体調にはどのような変化が現れますか?
佐藤 浩樹 医師
交感神経活性が抑えられることで、睡眠の質が向上し、日中の倦怠感や集中力低下の改善が期待されます。また、脂質代謝の改善や消化機能回復によって胃腸の不調が解消されることも少なくありません。
血圧が気になるとき、比較的影響が少ない「高血圧に良いアルコール」はありますか?
佐藤 浩樹 医師
「高血圧に良いアルコール」というものは存在しません。赤ワインに含まれるポリフェノールが注目されることもありますが、種類にかかわらずアルコール自体が血圧上昇に関与するため、摂取量の管理が重要です。
血圧がどのくらい高めの人なら、降圧薬を飲まずに断酒で改善が見込めますか?
佐藤 浩樹 医師
高値血圧(130-139/80-89mmHg)の方に加えて、高血圧(140/90mmHg以上)の方も、断酒により血圧が改善することが期待できます。しかしながら、断酒によって数値が改善した場合であっても、一度医療機関を受診し、今後の管理について適切な指示を受けるようにしてください。
まとめ
節酒による血圧改善効果は比較的早期に現れますが、急激な変化は体に負担をかける可能性があります。無理のないペースで習慣化し、継続することが大切です。
「血圧」の異常で考えられる病気
「血圧」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の病気
循環器系
本態性高血圧内分泌疾患の病気
内分泌疾患
クッシング症候群褐色細胞腫アルドステロン症
バセドウ病高血圧のほとんどは原因がよくわかっていない本態性高血圧です。でも原因のある高血圧もあります。血圧高値を指摘された場合は、一度医療機関を受診して、適切な検査および治療を受けてください。
「血圧」に関連する症状
「血圧」に関連する症状は7個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
頭痛めまい立ちくらみ動悸肩こり
息切れ
全身倦怠感
高血圧は自覚症状に乏しいのが特徴ですが、もし上記のような症状が続く場合は、医療機関を受診しましょう。受診がきっかけで高血圧の早期発見につながるケースは少なくありません。
参考文献
高血圧ガイドライン2019|日本高血圧学会
日本高血圧学会. 高血圧管理・治療ガイドライン2025
Alcohol‑induced autonomic dysfunction: a systematic review|Clinical Autonomic Research 2020; 30: 29-41
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