「そろそろ子どもにスマホを持たせようかな……でもまだ早い?」と迷っているママは多いはず。ママテナ編集部が191人のママ・パパを対象に実施した独自アンケートでは、持たせた学年のトップは小学5〜6年生(31.4%)でしたが、「早すぎた」と後悔したのは38.7%にのぼりました。
いつから持たせるのが正解なのか、機種は何を選べばいいのか、持たせる前に何を準備しておくべきなのか——この記事では、調査データとリアルな体験談をもとに、後悔しないスマホデビューのポイントを一記事でまとめて解説します。
子どものスマホ、持たせた学年のリアル【191人調査】
「みんなはいつ持たせているの?」という素朴な疑問に、ママテナの独自調査がデータで答えます。持たせた学年だけでなく、「今振り返ってどう感じているか」まで聞いた結果から、後悔しやすいタイミングとそうでないタイミングが見えてきました。
持たせた学年ランキング(小5〜6年生が最多31.4%)
アンケートで「何年生のときに子どもにスマホを持たせたか」を聞いたところ、以下の結果になりました。
| 持たせた学年 | 割合(191人回答) |
|---|---|
| 小学5〜6年生 ★最多 | 31.4%(60人) |
| 小学1〜2年生 | 25.1%(48人) |
| 小学3〜4年生 | 20.4%(39人) |
| 中学1年生 | 14.1%(27人) |
| 高校1年生以降 | 5.2%(10人) |
| 中学2年生 | 2.1%(4人) |
| 中学3年生 | 1.6%(3人) |
小学5〜6年生が最多の31.4%でトップとなりました。友達の所持率が上がりはじめ、一人での行動範囲も広がる時期と重なっており、「安全確認のために持たせる」という判断がしやすい学年です。次いで小学1〜2年生が25.1%と意外に多く、低学年からキッズスマホ代わりに持たせているケースが一定数あることがわかります。
学年×後悔率クロス集計(小3〜4年生の後悔率が64%超)
持たせた学年と「今振り返ってどう感じているか」を組み合わせると、後悔しやすい学年とそうでない学年の差がはっきり見えてきます。
| 持たせた学年 | 回答数 | ちょうどよかった | 早かった後悔計 | 遅すぎた後悔 |
|---|---|---|---|---|
| 小学1〜2年生 | 48人 | 58.3% | 39.6% | 2.1% |
| 小学3〜4年生 | 39人 | 33.3% | 64.1% ⚠ | 2.6% |
| 小学5〜6年生 ★最多 | 60人 | 61.7% | 36.7% | 1.7% |
| 中学1年生 | 27人 | 66.7% | 22.2% | 11.1% |
| 高校1年生以降 | 10人 | 100% | 0% | 0% |
※ ⚠は特に後悔率が高い学年
もっとも後悔率が高いのは小学3〜4年生で、64.1%が「早すぎた」と感じています。所持率がまだ低い時期に周囲に合わせて持たせると、子どもの自制心が追いつかないケースが多いようです。逆に小学5〜6年生は「ちょうどよかった」が61.7%と高く、最多学年であることも納得の結果です。中学1年生以降は後悔率がさらに下がり、高校生以降は後悔ゼロという結果でした。ただし中学1年生は「遅すぎた(11.1%)」も他学年より高く、入学前後でクラスのグループLINEが動き出すため、ギリギリになると情報格差が生じやすい点には注意が必要です。
持たせた主な理由ランキング(緊急連絡が53%)
どんな理由でスマホを持たせたのかも聞きました。
| 順位 | 持たせた主な理由 | 割合(191人回答) |
|---|---|---|
| 1位 | 緊急時・外出時の連絡手段を確保するため | 53.1%(101人) |
| 2位 | 友達との交流・本人が強く欲しがったため | 21.8%(42人) |
| 3位 | GPS・安全確認・防犯対策のため | 20.1%(38人) |
| 4位 | 家庭の利便性向上・ライフスタイルのため | 2.8%(5人) |
| 5位 | デジタルスキル習得・学習活用のため | 2.2%(4人) |
「緊急連絡のため」が53.1%と過半数を占めており、スマホを持たせる判断の背景には「一人での行動が増える時期の安全への不安」が大きく影響していることがわかります。「友達に合わせて・本人が欲しがった」は2位(21.8%)ですが、前述のクロス集計で小3〜4年生の後悔率が高いことから、この理由で持たせた場合はとくにルール設定を念入りに行うことをおすすめします。GPS・防犯目的(20.1%)も緊急連絡に近い比率で、「安全確認ツール」としての需要の高さが数字にも表れています。
後悔したママ・パパの声
データからは見えにくい「持たせてからの本音」を、アンケートに寄せられた体験談からご紹介します。「早すぎた」という声と「遅すぎた」という声、それぞれに共通するパターンがあります。
「早かった」と感じたママの声
「小3でスマホを持たせた。友達とLINEをずっとしていて、寝る時間が遅くなった。必要性を感じなかったので後悔している。」(40代ママ・関東・小3女子)
「宿題をやらずに友達とLINEなどのメッセージアプリでいつまでもやり取りをしていたり、勉強しなければいけないのにSNSでアイドルの投稿をいつまでも見ていたりと、スマホを自分で制御することができていないことが多いので少し早すぎたかなと思っています。」(40代ママ・関東・小6女子)
「小5で持たせたときはゲーム依存気味になり、夜遅くまで使用してしまい後悔。もう少しルール理解できる年齢まで待てばよかったと感じました。」(40代ママ・関東)
「早かった」と感じる声に共通するのは、「スマホを自分でコントロールできる年齢ではなかった」という点です。持たせた後に起きた問題の多くは、事前のルール設定と制限の準備である程度防げます。後述の設定セクションをぜひ参考にしてください。
「遅かった」と感じたママの声
「中学に入ってから買い与えたところ、周囲の友達は小学校でみんな持っていてクラスのグループLINEで連絡をとっていたようで、かわいそうなことをさせたと感じました。」(30代ママ・中部)
「緊急連絡のために持たせようかためらっているうちに遅くなり、留守番中にトラブルがあっても連絡が取れず大変なときがありました。その後すぐ持たせました。」(40代ママ・東北)
「遅かった」と感じるケースは、クラスのLINEグループから情報が届かない・緊急時に連絡が取れないという実害が発生したときに多く見られます。迷っている間に子どもが不便を感じているサインを見逃さないことも大切です。
