後悔しないために——持たせる前に決めておくこと
「いつから」と同じくらい大切なのが「どんな準備をしてから渡すか」です。準備なしで渡すと管理が後手に回りやすく、後悔率が高くなる傾向があります。
子どもの性格と行動範囲で判断する
学年はあくまで目安です。アンケートを見ても「小3でちょうどよかった」という家庭も「小6でも早かった」という家庭もあります。判断のポイントは学年よりも、「約束を守れる子どもかどうか」「一人での行動が増えてきたかどうか」の2点です。スマホの誘惑を自分でコントロールするのは大人でも難しいため、年齢よりも「ルールを理解して守れるか」を基準にすることをおすすめします。
「持たせる条件」を先に決めておく
持たせる前に親子でルールを決め、できれば文章にしておくことが後悔を防ぐ最大のポイントです。「何時まで使える」「どの部屋で使う」「課金はしない」といった基本ルールから、「破ったときどうするか」まで話し合っておきましょう。
ルール決めの具体的な手順やテンプレートは、子どものスマホルール・誓約書の作り方をご参照ください。
最低限やっておくべき設定5つ
スマホを渡す前に、必ずこの5つの設定を済ませておきましょう。設定なしで渡すのは、鍵のかかっていない家に子どもを一人で置くようなものです。それぞれ詳しい手順を解説した記事へのリンクもあわせてご確認ください。
①ファミリー共有の設定

子どものApple IDを親のアカウントと連携させる「ファミリー共有」は、すべての管理機能の土台になります。13歳未満のApple IDは親のデバイスから作成する必要があるため、スマホを渡す前に親の端末で先に済ませておきましょう。ファミリー共有を設定しておくと、スクリーンタイムの管理・位置情報の共有・課金の承認リクエストが親のiPhoneからまとめて行えます。
詳しい設定手順はiPhoneファミリー共有の子ども設定方法をご覧ください。
②ペアレンタルコントロール(スクリーンタイム)の設定
iPhoneのスクリーンタイムを使えば、有害サイトのブロック・アプリの使用時間制限・課金防止など多角的な管理が可能です。設定のポイントはパスコードを子どもに知られないようにすること、そして設定直後から子どもに突破されないよう複数の設定を組み合わせることです。アンケートでは「制限を突破された経験がある」家庭が43.5%にのぼっており、手口と対策をあわせて知っておくことが重要です。
設定手順と突破対策の詳細はiPhoneのペアレンタルコントロール設定と抜け道対策をご覧ください。
③位置情報の共有・ロック
アンケートでは子どもの位置情報を「常時オン」にしているのが69.1%で、塾帰りのトラブルや体調不良など緊急場面での活用事例が多数寄せられました。設定するだけでなく、子どもが勝手にオフにできないようスクリーンタイムでロックしておくことも重要です。
設定方法と子どもが勝手にオフにさせない手順は子どものiPhone位置情報の設定と勝手にオフにさせない方法をご覧ください。スマホを持たせる前にGPS専用デバイスを検討したい場合は子どものスマホとGPS活用ガイドも参考にしてください。
④時間制限・アプリ制限の設定

ゲームやSNSへの依存を防ぐために、アプリごとの使用時間制限と夜間のダウンタイム(休止時間)設定は欠かせません。「1日○分まで」という数字を親子で決め、それをスマホに設定しておくことで、口頭注意の回数を減らし親子のストレスを下げることができます。
詳しい手順は子どものiPhone時間制限の設定方法をご覧ください。
⑤課金防止・その他設定のまとめ

アプリ内課金の防止・不適切コンテンツのブロック・SiriやAI機能の制限など、スマホを子どもに安全に使わせるために必要な設定をまとめて確認したい場合は、以下の記事が参考になります。
